メニューの終端です。

平成27年第1回古河市議会定例会「施政方針」(平成27年2月19日)

[2015年2月19日]

 平成27年第1回古河市議会定例会の開催にあたり、市政運営の基本方針ならびに施策の一端を述べさせていただきます。

はじめに

 私は古河市長に就任して以来、行政の基本である「市民が主役のまちづくり」を実現するために職員とともに全力で市政の運営に取り組んでまいりました。

 今年は、合併10周年の節目の年となります。市民ならびに議会のみなさまとともに、持てる力や知恵を結集し、古河市のさらなる飛躍・発展を目指して未来を見据えたまちづくりのスタートを切りたいと思います。

  今後の10年は、少子高齢化や地方創生などまちの存立を賭けた、重要課題に取り組まなくてはなりません。より一層の決意と情熱をもって市政運営に全力でまい進してまいります。

市政運営の基本方針

 我が国が直面する地方創生・人口減少克服という構造的課題に正面から取り組むために、内閣官房に「まち・ひと・しごと創生本部」が設置され、「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」が示されました。

 古河市においても、国の戦略を受けて、人口減少・超高齢化社会への対応および古河市の特徴を活かした自律的で持続的な社会の創生への取り組みを推進するため「古河市まち・ひと・しごと創生本部」を設置いたしました。

 地方創生を実現するためには、地域経済の活性化に加え、若者が地方で働きながら古河市に住み、子どもを産み育てる環境を整える等の少子化対策の視点も重要であると考えております。

 今後、国の策定した「長期ビジョン」と「総合戦略」を勘案しつつ、古河市における人口の現状を分析し、将来展望を示す「人口ビジョン」と、それを基に、今後5カ年の目標や施策の基本的方向性を示す「古河市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定いたします。

 ますます多様化、高度化する市民ニーズを効率的に対応するためには、きめ細かく迅速で柔軟な事業実施が必要であり、厳しい財政状況の中で高いコストパフォーマンスを発揮することが必須条件であります。加えて、市全体として公共施設等の維持管理・更新等を着実に推進していくため「公共施設等総合管理計画」を策定し、中長期的な取り組みの方向性を示していくとともに、マネジメント体制を構築してまいります。

 平成27年度の予算編成においては、地方財政制度を有効に活用するとともに、厳しい財政事情について全職員が認識を共有し、臨機応変に事業を再構築するなど、これまでに増して創意工夫を凝らした予算編成となっております。

  組織体制につきましては、事務分掌を一部改正し、組織のスリム化と効率化を図ります。企画部を市長公室に名称変更し、喫緊の重要課題等に対し迅速、かつ的確に対応してまいります。

主要な事業

 平成27年度の主な施策について、ご説明いたします。

第一に、教育文化です。

 義務教育課程において最も大切なのは、子どもたちの意欲を育むことであります。豊かな心と確かな学力を身につけるためには、安心して過ごせる教育環境づくりが必要であると感じております。

 学校教育施設の整備としまして、古河第一小学校の校舎および屋内運動場の改築工事を継続して実施、古河第二小学校の屋内運動場の解体および新築工事を行います。

 教育環境の整備につきましては、小学校23校の空調機設置工事に着手し、2学期からの稼働を目指します。併せて、和式便器の一部を洋式に変更し、校内環境の向上を図ります。

 小学校のICT教育につきましては、考える力、表現力を身につけるために、全小学校に40台を基本としてタブレット型端末および国語と算数のデジタル教科書を導入します。

 小学4年生から中学生の塾に通っていない児童・生徒を対象に、古河塾として放課後学習支援教室を実施します。各教室に2人の学習サポーターを配置し、基礎学力の向上や学習習慣の定着を図ります。

  老朽化した古河勤労青少年ホームと三和公民館を解体し、代替え施設を整備してまいります。古河勤労青少年ホームは、昨年10月に改築工事基本設計および実施設計を発注しており、27年度に建設工事を発注します。三和公民館についても27年度に解体設計および解体工事を行うとともに、(仮称)三和地域交流センターの基本設計および実施設計を発注予定です。

第二に、福祉健康です。

 療育が必要な児童に対し、発達支援の充実を図るため児童発達支援事業所から児童発達支援センターに移行します。

 特定不妊治療を受けている夫婦に対して、治療費の一部を助成することにより、経済的負担の軽減と少子化対策の推進を図ります。

 子育て世帯に対して、インフルエンザワクチン接種料の一部を助成することにより、費用負担の軽減と肺炎などの重症化を予防します。

 古河市独自の医療費助成制度につきましては、医療費の一部助成を継続するとともに、新たに20歳までの学生に限り、医療費の一部助成を拡大し、子育てにかかる経済的負担の軽減を図ります。

 平成27年4月より、子ども・子育て支援新制度が開始されます。認定こども園への移行補助、特定教育・保育施設への扶助を行います。

 子育て支援を強化するため「古河市子ども・子育て支援財団」を設立し、利用者の生活地域に密着した事業を展開します。

 古河赤十字病院跡地を子育て支援の拠点として位置づけ、今後の施設整備の基本構想を策定します。これに伴い、老朽化した上辺見保育所の整備に係る実施設計を行います。

  古河総合公園内に子育て広場(ヤンチャ森)を設置します。子育て支援センター等との連携を図り、古河市全体での地域子育て支援ネットワークを展開します。

第三に、生活環境です。

 消防団の活性化や消防団員確保を円滑に進めるため、家族の消防団活動に対する理解も必要であり、消防団員の家族に対する支援制度についても検討してまいります。

 渡良瀬川や利根川の洪水等の災害時における市民への情報伝達手段の確保としまして、河川沿岸付近の公共施設に防災行政無線を26年度の10基設置に対し、27年度には15基設置します。

 防犯対策につきましては、子どもや地域の安心・安全のため、年次計画にて古河駅周辺、小・中学校付近通学路および主要交差点を中心に防犯カメラを設置します。あわせて防犯灯を設置、保守管理することで、市内道路の暗がりを解消し、犯罪および事故等を未然に防止します。

 環境美化活動として、市内主要道路交差点およびその周辺の定期的な清掃活動を実施することで、ゴミを捨てにくい環境を目指します。

 古河市斎場は、遺族や会葬者が安心して利用でき、周辺環境と調和した地域に受け入れられる施設づくりの一環として、駐車場を拡張します。

 水道事業につきましては、安心・安全な水の供給のため、配水管布設工事を約2,500m、古河・総和地区の配水管布設替工事を約4,000m実施します。

 下水道事業につきましては、市内全域で約4,600mの管きょ整備工事を実施します。

第四に、コミュニティ・行政です。

 コミュニティの推進につきましては、地区コミュニティ全20地区中15地区で設立されています。未設立の地区につきましては、座談会を実施し設立に向け意見交換を実施します。今後も地域の実情にあった地域づくりとさまざまな課題解決に向け地域が主体になりコミュニティ活動に取り組めるよう支援に努めます。

 平成26年中に開催しましたタウンミーティングは、1,200人を超える市民の皆さんにご参加いただき、まちづくりや地域課題について活発に討論や意見を交わすことができました。市民のみなさまからの貴重なご意見を踏まえ、より一層の効率的な行政運営に努めます。

  本年9月12日に合併10年を迎え、10月2日に記念式典を開催します。10周年記念事業の一つとして、市政情報を掲載した「古河市くらしの便利帳」を発行し、全戸に配布します。また、古河・大野市民交流事業として、福井県大野市民の方を招待します。両市の友好の絆を深め、交流を活発に推進してまいります。

第五に、産業労働です。

 安定した雇用を創出するためにも、若い世代を中心とした新しい人の流れをつくる必要があります。若者世代の就労・結婚・子育ての切れ目のない支援体制の確立が地方への定住・移住につながり「ひと」「しごと」の好循環を生み出すものであります。

 定住促進の一環として、新たに移転相談窓口「(仮称)定住促進サポートセンター」を設置します。また、定住のインセンティブとして「企業誘致等に伴う若者・子育て世帯定住促進奨励事業」を実施し、若者、子育て世帯に対し、奨励金を交付することと併せて金融機関と提携し、金利優遇策も講じます。

 日野自動車株式会社第2工場が間もなく稼働します。本年中には、第6工場までの建設着工が予定され、従業員の移転が本格化してまいります。

 市内における消費拡大を目的に、(仮称)古河市スーパープレミアム商品券を販売することで、地域の産業振興、経済の活性化を図ります。

 観光振興につきましては、年間を通してさまざまなイベントを開催し、交流人口の増加を図ります。映画やドラマ等の撮影を誘致し、ロケ地観光という新たな観光手段を模索します。

 青果物銘柄産地育成事業につきましては、県銘柄産地に指定された作物を中心に、JA茨城むつみ等と連携し、PRや加工による高付加価値化を支援してまいります。

 農業振興と活性化を図るため、農業者団体への財政的、人的支援を引き続き行います。

  農業技術の向上を目指す新規農業者に対して、研修費用の助成を行い、担い手の育成、確保に努めてまいります。

第六に、都市基盤です。

 筑西幹線道路西側の延伸整備につきましては、新4号国道から県道境間々田線までの事業用地を取得します。

 新4号国道アクセス道路の整備につきましては、引き続き事業用地の確保と工事を実施して早期完成を図ります。

 景観まちづくりにつきましては、市民・事業者・行政が一体となった良好な景観形成への参加意欲を醸成するため、必要な支援策などの検討を行い更なる推進を図ります。

 公園整備につきましては、諸川地内のメディカルセンター跡地を有効に活用するための公園設計業務を委託します。

 道路整備につきましては、18路線の補修工事と3橋の橋梁補修工事を行います。併せて道路補修ならびに橋梁定期点検40橋を実施し、安全で快適な交通を確保します。

  古河駅東部土地区画整理事業につきましては、事業計画第8回変更の認可を受け、引き続き国、県からの補助金交付金事業等を活用し、各種工事および移転補償を進めてまいります。

むすび

 以上、新年度の施策の一端を述べさせていただきました。

 古河市が、自ら進むべき未来をしっかりと見据え、教育創生の年とするべく、身を引き締めて市政運営にあたる決意であります。市民ならびに議員のみなさまのご理解、ご協力をお願い申し上げ、平成27年度にあたっての施政方針とさせていただきます。

 

 

 平成27年2月19日

 古河市長  菅谷 憲一郎

ご意見をお聞かせください

このページは役にたちましたか?
このページは見つけやすかったですか?

このページに関するご質問やご意見は、下記「お問い合わせ」へご連絡ください。

お問い合わせ

古河市役所 企画政策部企画課

電話: 0280-92-3111(総和庁舎・代表) ファクス: 0280-92-3088

お問い合わせフォーム


平成27年第1回古河市議会定例会「施政方針」(平成27年2月19日)への別ルート