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平成28年第1回古河市議会定例会「施政方針」(平成28年3月2日)

[2016年3月2日]

 平成28年第1回古河市議会定例会の開催にあたり、市政運営の基本方針ならびに施策の一端を述べさせていただきます。

はじめに

 東日本大震災から5年が経過しようとしています。被災地の1日も早い復旧復興をお祈りいたします。また、昨年9月の関東・東北豪雨におきましては、古河市も甚大な被害を受けました。現在補正予算を組み、土地改良区排水施設等の早期の復旧に取り組んでおります。

 市長に就任してから3年が経過しました。これまで「市民が主役のまちづくり」の実現に向け努力してきました。今後も変わらぬ市政運営に努めてまいります。

 平成28年度は「第2次古河市総合計画」「古河市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に沿ったまちづくりがスタートします。より一層の強い決意と情熱をもってまい進してまいります。

市政運営の基本方針

 まず、職員の懲戒免職処分の取り消しを求めた訴訟に係る判決につきましては、原告の行った非違行為に対し、市の主張についてはおおむね認められたものと考えておりますが、手続き上の瑕疵を認め控訴しないことといたしました。多くのみなさまにご心配をおかけしましたことを重く受け止め、信頼回復に向けて今後も努力してまいります。

 次に市政運営の基本方針を述べさせていただきます。

 わが国は、世界に類を見ないスピードで少子高齢化・人口減少社会の真っただ中にあり、国においては地方創生が最重要課題の一つとして位置づけられております。

 第2次古河市総合計画につきましては、先の議会において、基本構想の議決をいただきました。基本理念である「華のある都市(まち)古河」を目指し、持てる力のすべてを傾注してまいります。

 第1期基本計画期間の市政宣言といたしましては、「若者に選ばれるまちづくり」を掲げ、それぞれの分野において効率的で効果的な施策を展開し、特に「子育て支援の徹底」、わかりやすく楽しい授業づくりのための「教育環境の整備」、「雇用拡大のための応援」に全力で取り組んでまいります。

 予算編成につきましては、中長期的な財政構造の変化を見据えた財政運用が必要との認識に立ち、事業の選択と予算の集中により、一層の効率化と財源配分の重点化を図りました。

 組織につきましては、古河市の人口に見合った効率的で機能的な体制を構築するため、部の数をさらに減らし、中間的な局を新たに設けて喫緊の課題に対し迅速に対応できる形にしました。

地方創生の取り組み

 地方創生につきましては、先に策定した人口ビジョンを基に、今後5カ年の目標や施策の方向性を示す「古河市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定しました。

 新たに創設された地方創生加速化交付金につきましては、戦略産業・定住促進事業と地域観光モデルツアー推進事業について、現在、国に申請しております。

主要な事業

 平成28年度の主な施策について、ご説明いたします。

第1に、教育文化です。

 教育の基本理念や目標などを具現化するため、「古河市教育振興基本計画」を策定します。

 古河塾につきましては、未来を担う子どもたちの確かな学力を育むため、実施日数の増加および学習内容の質と意欲の向上を図ります。

 ICT機器を活用した児童生徒主体の教育につきましては、タブレット端末を増設し、分かりやすく効果的な授業にします。

 学校教育施設の整備につきましては、昨年に引き続き中学校において空調設備設置工事を実施し、夏季の学習効果の向上を図ります。

 トイレ改修工事を継続して行い、児童生徒の学校生活の環境改善に努めます。

 古河市民大学の開講に向けた運営委員会を設立し、秋季からの本開講を目指します。生きがいのある豊かな暮らしの実現と、郷土愛を育みます。

 社会教育施設の整備につきましては、老朽化により閉館した古河勤労青少年ホームの代替え施設として、(仮称)市民交流センターの平成28年度内の完成を目指します。

 三和公民館利用者の利便性向上のため、(仮称)三和地域交流センターの平成29年度完成に向け工事を発注します。

 古河歴史博物館への来館者や周辺散策者のため、博物館近隣に駐車場および休憩スペースを整備します。

 平成31年度に開催される茨城国体に向け、古河はなもも体育館サブアリーナの実施設計を進めます。

 綱引競技につきましては、市内チームの育成のため、組織体制および技術強化を支援します。

 給食の食べ残しを削減するため、メニューの改善に努め、食や残渣に対する意識の向上を図ります。

第2に、福祉健康です。

 子育て世帯の経済的支援策の一つとして、ひとり親家庭への給食費や放課後児童クラブ負担金の無償化に取り組みます。

 駅前子育て広場につきましては、「地域子育て支援センター」を開設し、乳幼児の遊びおよび保護者の交流を促進するとともに、一時預かり事業等による子育て支援を充実させます。

 あわせて公立保育所への通所で、古河駅を利用して通勤する保護者負担を軽減するため、送迎保育ステーションを設置します。

 古河赤十字病院跡地への子育て拠点施設の整備につきましては、上辺見保育所を移転するための工事に着手します。

 市民の保健医療の向上および福祉の増進を図るため、新たに三和地区に地域包括支援センターを設置し、市内3地区における地域包括ケアの充実を図ります。

 市民の憩いの場として(仮称)福祉の森公園を整備するため、基本構想を策定します。

 認知症高齢者の増加に対応するため、成年後見制度の利用に関する相談および手続きの支援等を進めます。

 医療費助成につきましては、引き続き20歳までの学生に限り医療費の一部助成を継続し、経済的負担の軽減を図ります。

第3に、生活環境です。

 災害時における避難者支援を充実させるため、市内3地区に備蓄倉庫を設置します。

 利根川・渡良瀬川沿いに、防災行政無線を25基設置しました。引き続き同沿線に15基を増設します。市民への情報伝達をさらに推進するため、行政自治会全20地区長に防災ラジオを配備します。

 消防団員家族功労報償金を制定し、団員の家族支援に取り組みます。

 防犯対策につきましては、5カ年で防犯カメラ200基整備を目標とします。平成28年度におきましては、古河警察署と協議しながら防犯上効果的な場所に30基を設置します。

 市内の主要幹線道路や通学路の暗がりを解消し、犯罪および事故等を未然に防止するための防犯灯整備を促進します。加えて既存の防犯灯を順次LEDに切り替えることで視認性の向上および維持管理費の軽減を図ります。

 「ごみのないきれいなまち」を目指して、主要交差点および周辺を含む80カ所を清掃するとともに、さらなる幹線道路の美化活動に努めます。

 古河市斎場につきましては、さらに駐車場を拡張し、周辺環境と調和する緑地帯を整備します。

 水道事業につきましては「古河市水道事業第2次基本計画」を策定し、今後も安全・安心な水を供給するため、配水管拡張工事約2,600m、配水管改良工事約4,800mを実施します。さらなる普及促進、配水管の耐震化工事を進めます。

 下水道事業につきましては、市内全域で約4,900mの管きょ整備工事を実施します。

第4に、コミュニティ・行政です。

  コミュニティにつきましては、地域の実情にあった地域づくりとさまざまな課題解決に向け、地域主体で活動に取り組めるよう支援および推進に努めます。

 広報紙につきましてはカラーページを増やして、より見やすく魅力ある紙面の作成に努めます。

 市内循環バス「ぐるりん号」につきましては、障がい者および介助者1人の運賃を無料にします。また小型バスを導入し、古河駅東口を起点とした新規コースの運行を開始します。

 ふるさと納税につきましては魅力ある返礼品を拡充し、歳入確保に取り組むとともに、市内産業のPRと支援に努めます。

 男女が対等なパートナーとして、個性と能力を発揮できる社会の実現を目指し「第2次古河市男女共同参画プラン」を策定します。

第5に、産業労働です。

 古河名崎工業団地の日野自動車株式会社につきましては、平成29年の本格稼働に向けて、車両組み立て工場など4つの工場の建設が進んでいます。本格稼働に向けた社員数は2,000人規模とされることから、円滑な受け入れ態勢を構築してまいります。

 観光振興につきましては、年間を通してさまざまなイベントを開催します。交流人口の拡大に努め、市内回遊による地域の活性化を図ります。

 「古河菊まつり」につきましては、作り手の高齢化により出品数が減少しています。まつりの安定開催に向け、菊の育成と会員数拡大に努めます。

 「古河ほこてんマルシェ」につきましては年に複数回開催し、商店街のさらなる賑わいの創出、活性化を図ります。

 フィルムコミッションにつきましては、映画やドラマ等の撮影を誘致して市のPRを行い、文化や観光の振興を図ります。

 環太平洋パートナーシップ(TPP)への対応につきましては、国・県とともに農業の体質強化や経営安定化に向けた対策を講じてまいります。

 青果物銘柄産地育成につきましてはJA茨城むつみ等と連携し、引き続き産地のPRや高付加価値化に向けての取り組みを支援します。

 農業の振興と活性化を図るため、担い手で組織された農業者団体への財政的、人的支援をいたします。

第6に、都市基盤です。

 コンパクトなまちづくりに向けた都市計画の基本方針を定めるため、平成28年度から3カ年かけて「古河市都市計画マスタープラン」を改定します。

 医療・福祉・商業施設等の都市施設と居住地域の集積、公共交通の充実を図るため、立地適正化計画を策定します。

 産業基盤である工業団地の整備は、雇用の創出、定住促進につながる施策として期待されることから、新たな産業用地を計画・確保し、基盤整備を促進します。

 三和メディカルセンター跡地に、子どもからお年寄りまでの幅広い年齢層のふれあいと健康づくりの公園を整備します。

 古河公方公園につきましては、子どもが安心して遊べる噴水広場を整備します。

 筑西幹線道路、新4号国道アクセス道路などの幹線道路につきましては、用地買収を継続して行い早期完成を目指します。

 古河駅東部土地区画整理事業につきましては、幹線道路整備や宅地造成を進めるとともに、保留地販売の促進を図ってまいります。

 片田南西部土地区画整理事業につきましては、関係権利者の意向を確認しつつ大街区保留地の売却手続を進めます。平成28年度末に予定されている換地処分に向けての換地計画および事業計画の見直しを進めるとともに、事業の清算を進めます。

むすび

 以上、新年度を迎えるにあたり施策の一端を述べさせていただきました。

 子どもからお年寄りまで誰もが住みたいと願い、安心して暮らせるまちづくりに、職員とともに全力で取り組んでまいります。

 市民ならびに議員のみなさまのご理解とご支援をお願い申し上げ、施政方針とさせていただきます。

 

 

 平成28年3月2日

 古河市長  菅谷 憲一郎

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