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大久保翠洞展 − 刻字と書 −
8月28日(土)〜10月21日(木)

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          刻字 「不老富貴」                                        書「秋風雨霽碧天綿極目城楼逸興多」

 大久保翠洞(おおくぼ・すいどう)は明治39年(1906)の元旦に古河市中央町(旧江戸町)に生まれました。本名を晴雄といい、印章業を生業とした家に育ちました。小学校に入るとすぐに栗橋町(現埼玉県久喜市)の白石雅洞(しらいし・がどう)を書の師とし、「翠洞」の号も雅洞から授けられました。昭和3年(1928)には岡郷村稲宮(現古河市)の小沢古我に就いて書の研究に専心し、昭和5年(1930)の泰東書道院第1回展を皮切りに数々の書道展に入選・入賞します。

 書と並行して、昭和2年(1927)に服部畊石(はっとり・こうせき)に師事して、篆刻を本格的に学びます。以後、西川寧や山田正平に師事して篆刻の腕を磨くこととなります。その一方で、板に文字を彫る「刻字」にも精通し、昭和44年(1969)には刻字作家を古河市に集めて日本刻字協会を創立し、推されて副理事長に就任しました。

  昭和45年(1970)、64歳で家業を譲り、夫人とともに観音寺町(現桜町)に居を移し、「観音寺山房」と称しました。平成8年(1996)古河市民栄誉賞を受賞し、翌年享年91歳でなくなりました。

 最後になりましたが、本展覧会の開催にあたり、こころよく作品を提供していただきました所蔵者のかたをはじめ、ご関係の皆さまがたに心より感謝申し上げる次第です。

大久保翠洞 略歴

  出品目録    

番号

作品名

制作年

素材・技法

備考

1 千金壽 木・岩絵具・金箔 刻字・個人蔵
2 不老冨貴 平成4年頃 木・岩絵具・金箔 刻字・個人蔵
3 瑞 禾 木・岩絵具・金箔 刻字・個人蔵
4 長 春 木・岩絵具・金箔 刻字・個人蔵
5 無 倦 昭和57年頃 木・岩絵具・金箔 刻字・個人蔵
6 開 顔 平成8年 木・岩絵具・金箔 刻字・個人蔵
7 雨中明月 昭和62年頃 木・岩絵具・金箔 刻字・個人蔵
8 饒群生福 平成3年頃 木・岩絵具・金箔 刻字・個人蔵
9 螢 雪 平成元年頃 木・岩絵具・金箔 刻字・個人蔵
10 月下一群 平成8年 木・岩絵具・金箔 刻字・個人蔵
11 樓倚霜樹外・・・ 昭和61年頃 木・岩絵具・金箔 刻字・個人蔵
12 出門一笑横大江 昭和52年 木・岩絵具・金箔 刻字・個人蔵
13 壽 安 昭和58年頃 木・岩絵具・金箔 刻字・個人蔵
14 秋風雨霽碧天・・・ 昭和61年 紙本墨書 書・個人蔵
15 放下著 昭和50年 木・岩絵具・金箔 刻字・個人蔵
16 如實知自心 昭和44年 木・岩絵具・金箔 刻字・個人蔵
17 天時不如地利地利不如人和 昭和51年 木・岩絵具・金箔 刻字・個人蔵
18 半蒿占水・・・ 昭和8年 紙本墨書 書・古河歴史博物館
19 山光撲面・・・ 昭和23年 紙本墨書 書・古河歴史博物館
20 将軍騎上・・・ 昭和27年 紙本墨書 書・古河歴史博物館
21 僊子雲中・・・ 昭和27年 紙本墨書 書・古河歴史博物館
22 萬人買酔・・・ 昭和5年頃 紙本墨書 書・古河歴史博物館

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