マイコプラズマ肺炎にご注意ください
現在、全国的にマイコプラズマ肺炎が流行しており、茨城県でも、注意喚起が行われております。今後も流行が継続する可能性があり、注意が必要です。
マイコプラズマ肺炎について
- 肺炎マイコプラズマという細菌に感染することによって起こる呼吸器感染症です。小児や若い人に比較的多い感染症です。
- 発熱や全身の倦怠感(だるさ)、頭痛、せきなどの症状がみられます(せきは少し遅れて始まることもあります)。せきは熱が下がった後も長期にわたって(3~4週間)続くのが特徴です。
- 感染した人の多くは気管支炎で済み、軽い症状が続きます(一般に、小児の方が軽症で済むと言われています)が、一部の人は肺炎となったり、重症化したりすることもあります。また、5~10%未満の方で、中耳炎、胸膜炎、心筋炎、髄膜炎などの合併症を併発する症例も報告されています。
- 感染した人のせきのしぶき(飛沫)を吸い込んだり(飛沫感染)、感染者と接触したりすること(接触感染)により感染すると言われています。家庭のほか、学校などの施設内でも感染の伝播がみられます。感染してから発症するまでの潜伏期間は長く、2~3週間くらいとされています。
- マクロライド系などの抗菌薬で治療されます(※)。軽症で済む人が多いですが、重症化した場合には、入院して治療が行われます。せきが長引くなどの症状がある時は、医療機関で診察を受けるようにしましょう。また、マクロライド系抗菌薬が効かない「耐性菌」に感染した場合は他の抗菌薬で治療します。
(※)成人で、肺炎を伴わない気管支炎であれば、抗菌薬による治療を行わないことが推奨されています。
予防対策
保育施設、幼稚園、学校などの閉鎖施設内や家庭などでの感染伝播はみられるものの、短時間の曝露による感染拡大の可能性はそれほど高くなく、濃厚接触により感染することが多いと考えられています。
- 石けんと流水による手洗いを励行してください。
- タオルの共用は避けてください。
- 咳エチケットやマスクの着用により飛沫等による感染予防を心がけましょう。

外部リンク
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古河市 健康づくり課 感染症対策係
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更新日:2024年11月15日