HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)

更新日:2023年04月01日

9価HPVワクチン(シルガード9)の定期接種化について

9価HPVワクチン(シルガード9)については、令和5年4月1日から定期接種化されます。

接種間隔

2回接種について、現在、国で手続きが進められており、令和5年4月1日以降は2回で接種が完了する方法が追加される予定です。

【2回接種の場合(15歳未満のみ)】

  • 2回目:初回から5か月以上の間隔をあけて接種(標準的な接種間隔は、初回から6か月後に接種)
    ※2回目の接種が初回から5か月未満の場合は、3回目の接種が必要になります。その場合、3回目は2回目の接種から3か月以上間隔をあけて接種します。

【3回接種の場合】

  • 2回目:初回から1か月以上の間隔をあけて接種(標準的な接種間隔は、初回から2か月後に接種
  • 3回目:2回目の接種から3か月以上の間隔をあけて接種(標準的な接種間隔は、初回から6か月後に接種

(注意)1か月ごとは、「翌月の同日以降」を意味します。翌月に同日がない場合は、「翌々月の1日」になります。例:9月30日の1か月後は10月30日、1月30日の1か月後は3月1日。

サーバリックス・ガーダシル・シルガード9における交互接種について

  • HPVワクチンの接種は、原則同じ種類のワクチンで実施します。ただし、サーバリックスまたはガーダシルで規定の回数の一部を完了し、シルガード9で残りの回数の接種を行う交互接種については、医師とよく相談したうえであれば、実施して差し支えないこととされています。
  • 現時点において、交互接種における免疫原性や安全性に関する懸念は報告されていません。
  • サーバリックスまたはガーダシルで接種を開始し、シルガード9で接種を完了する場合は、シルガード9の接種方法に合わせ、1回目と2回目の間隔を1か月以上、2回目と3回目の間隔を3か月以上あけて接種します。

積極的な勧奨の再開について

令和3年11月26日付で、厚生労働省よりHPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないこと、接種による有効性が副反応のリスクを上回るとして、積極的な勧奨の差し控えを終了する旨の通知が出されました。

このことを受け、市では令和4年度からHPVワクチン接種の積極的な勧奨を順次再開いたしました。

  • 定期接種対象者
    令和4年度に13歳&16歳になる女性には、令和4年4月初めに勧奨案内等を発送しました。
    令和4年度に14歳&15歳になる女性には、令和4年9月初めに勧奨案内等を発送しました。
    令和5年度はその年度に13歳となる女性に対して、4~5月中に勧奨案内等を発送する予定です。

定期接種送付物

  • キャッチアップ接種対象者
    対象となる年齢で、古河市に3回の定期接種履歴がない人には、令和4年9月初めに勧奨案内等を発送しました。
    該当となる人で案内通知が届いていない場合は、健康づくり課までお問い合わせください。

キャッチアップ送付物

キャッチアップ接種について

積極的な勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方(平成9年4月2日から平成18年4月1日の間に生まれた女子)については、経過措置により令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間に限り公費負担(自己負担なし)で接種ができます。
過去にHPVワクチンを3回接種していない人は不足分を接種可能です。医療機関に直接お申し込みください。

新たに古河市に転入された方、送付した予診票を紛失された方等は、健康づくり課に予診票の発行を申込みいただき、届きましたら医療機関へご予約ください。なお、接種に当たっては母子手帳等の記録が必要となります。

 

【自費で接種した方へ】

積極的勧奨を控えていた時期に定期接種を見送り、定期接種の対象年齢を過ぎてから、自費で子宮頸がん予防ワクチン接種を受けた人に対して、接種を受けた回数分の費用の一部を助成します。(最大3回分)
対象者、助成額、申請方法や必要書類等、詳しい内容はこちらの案内(PDFファイル:220.7KB)をご確認ください。


申請期限 令和7年3月31日


申請様式
ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種償還払い申請(請求)書(PDFファイル:164.5KB)
ヒトパピローマウイルス感染症予防接種に係る任意接種償還払い申請用証明書(PDFファイル:173.8KB)


その他申請に必要な書類及び方法については案内(PDFファイル:220.7KB)をご確認ください。

 

HPVワクチンとは?

HPVワクチンは、すべての発がん性HPVの感染を防ぐものではありませんが、特に子宮頸がんの原因として多く見つかるHPV16型、18型の感染を防ぐ効果があり、諸外国で接種が勧められています。現在、「サーバリックス(2価)」と「ガーダシル(4価)」の2種類のワクチンが定期接種の対象となっています。

「サーバリックス(2価)」と「ガーダシル(4価)」の2種類のワクチンには、それぞれ特徴があります。

接種にあたっては、医療機関とご相談ください。

※「シルガード9(9価)」は定期接種の対象ではないため、希望される場合は自費となります。

ワクチン比較

注意点
1回目または2回目を接種後、別のワクチンを接種することはできません。同一種類のワクチンを3回接種することになります。

 

サーバリックス(2価)
  • 製造・販売
    グラクソ・スミスクライン株式会社
  • 予防できるウイルス※
    高リスク型 HPV16型および18型
    低リスク型 なし
  • 接種間隔
    1回目 初回接種
    2回目 初回接種から1カ月以上
    3回目 初回接種から5カ月以上かつ2回目から2カ月半以上
ガーダシル(4価)
  • 製造・販売
    MSD株式会社
  • 予防できるウイルス※
    高リスク型 HPV16型および18型
    低リスク型 HPV6型および11型
  • 接種間隔
    1回目 初回接種
    2回目 初回接種から1カ月以上
    3回目 2回目接種から3カ月以上

※予防できるウイルスに示したHPVの型以外に起因する子宮頸がんまたはその前駆病変等の予防効果は確認されていません。また、接種時に感染が成立しているHPVの排除、およびすでに生じているHPV関連の病変の進行予防効果は期待できません。

HPVワクチンの接種は、定期的な子宮頸がん検診の代わりとなるものではありません。HPVワクチンの接種に加え、子宮頸がん検診の受診や性感染症に対し注意することが重要です。

対象者

小学6年生から高校1年生に相当する年齢の女子

※ 平成18・19年度生まれの方は、特例措置として高校1年生相当の年齢を超えても、令和7年3月31日まで接種できます。

接種方法

こちらをご覧ください。

接種医療機関

契約医療機関外で接種する場合は償還払いの手続きが必要になりますので、こちらの「県外・市外等、古河市契約医療機関以外で接種する場合」をご覧いただき、償還払いの手続きをお願いします。

接種回数

接種するワクチンによって接種間隔が異なりますのでご注意ください。

サーバリックス(2価)

初回を0月として以降1カ月後、6カ月後の計3回

ガーダシル(4価)

初回を0月として以降2カ月後、6カ月後の計3回

外部リンク

この記事に関するお問い合わせ先

古河市 健康づくり課 感染症対策係
所在地:〒306-0044 茨城県古河市新久田271番地1
電話番号:0280-48-6882
ファックス:0280-48-6876
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