没後380年記念土井利勝
開催要項
将軍徳川秀忠の出頭人として初期の幕府政治を支えた土井利勝(1573-1644)は、慶長15年(1615)に年寄(後の老中)、寛永15年(1638)には大老に就任するなど、初期の幕政における重鎮として、その知謀を大いに発揮しました。
寛永10年(1633)、佐倉城14万石から16万石に加増されて古河城主となった利勝は、御三階櫓の築造などの古河城の整備や城下町の拡幅などにあたり、寛永10年(1633)から同21年に亡くなるまでのあいだ、古河の歴史にその名を刻みました。 あまりの権力集中のため、利勝にはその生前から徳川家康のご落胤であるという風評もささやかれましたが、後年、土井家の家士たちは藩祖利勝の家譜を「実ハ家康君ノ御子ナリ」というような文言で飾っています。彼らにとってそうした文言は、土井家の存在証明に欠くことのできぬ要件であったのかもしれません。
この展示では、古河にゆかりの深い土井利勝に関わる文化財を紹介して、その像の一端を紹介いたします。
開催期間
令和6年(2024)10月12日(土曜日)~11月24日(日曜日)
休館日:10月15日(火曜日)、21日(月曜日)、24日(木曜日)、25日(金曜日)、28日(月曜日)
11月5日(火曜日)、11日(月曜日)、18日(月曜日)、22日(金曜日)、25日(月曜日)
開催場所
古河歴史博物館 企画展示室1
展示構成
・実ハ家康君ノ御子ナリ
・大坂の陣 土井利勝の武功
・古河城主 土井利勝
・寛永の三輔 将軍家光の傅役
・宝地院御回忌
更新日:2024年10月12日