【県指定文化財】磐戸神楽(無形民俗文化財)

更新日:2023年08月03日

磐戸神楽

神楽(かぐら)は古来神事の舞楽として奏されたもので、民間で行われる里神楽は大きく巫女(みこ)神楽・出雲(いずも)流神楽・伊勢(いせ)流神楽・獅子(しし)神楽に分類される。 大和田・鷲神社に伝わる当地の神楽は里神楽に属し、出雲国(島根県)に起こった出雲流神楽から、埼玉県の武蔵鷲宮神楽(関東神楽の総元)を経て受け継いだといわれる。別名「太々神楽(だいだいかぐら)」とも呼ばれ、江戸時代中頃に大和田村の名主が願主となり、神社の神主を舞子として始まったとされる。現在は保存会が結成され、後継者の育成に努めている。毎年4月第1日曜日に、家内安全や五穀豊穣を祈願して奉納される。内容は、日本古来の神話を題材としたもので、「磐戸(いわと)開きの舞」など12の演目からなっており、約4時間にわたって演じられる。

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