2024年度 企画展「散文詩の巨人・粕谷栄市」
終了しました
粕谷栄市氏(1934~)
詩集『楽園』と第42回現代詩人賞目録
企画展「散文詩の巨人・粕谷栄市」のチラシ (PDFファイル: 335.0KB)
処女詩集『世界の構造』で高見順賞を受賞して以来、一貫して散文形式の詩を書き続けてきた粕谷栄市氏。
幽明の境を自在に往き来する、あるいは、一見、現実にはあり得ない反世界を描いたような粕谷氏の作品について、かつて谷川俊太郎氏は「粕谷さんは生を詩に翻訳する」と評しました。
幻想的でありながら強烈に現実性を感じさせる、しかも本から飛び出し、言葉の壁となって読む者を圧倒するような迫力をもつ粕谷氏の作品は常に高い評価を受けてきました。
これまで刊行した8冊の詩集のうち、実に6冊が文学賞の対象となるなど、粕谷氏は現代詩壇を代表する詩人の一人といえますが、さらにまた、昨年10月には前作から10年ぶりとなる詩集『楽園』を刊行、第42回現代詩人賞を受賞しました。まさに「散文詩の巨人」というべき稀有な存在です。
本展では、古河生まれ古河育ち、そして現在も古河在住という、生粋の古河人でもある粕谷栄市氏の詩業と作品の数々を紹介します。圧倒的な粕谷詩の世界をご堪能いただければ幸いです。
(会期:2024年9月28日~2024年12月24日)
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更新日:2025年10月26日