【市指定文化財】木造 不動明王立像(彫刻)
岩座上に直立する。右腕を曲げて剣を執り、左腕は垂下して体部に沿い羂索を持つ。頭部は左耳前に弁髪を垂らして頭頂に莎髻をあらわし、体部は左肩から右脇腹にかけて条帛を懸け、下半身は裳を着けて腰布を巻く。三角錐を押し潰したような大きな鼻、横一文字に伸 びた口の上下に刻出された牙など、その表現は全体的にデフォルメされ、荒々しい彫り口とあわせ円空仏の特徴を示している。
形状の特徴から、本像の作者は円空(1632~95)と考えられ、その制作は江戸時代(17 世紀後半)と想定される。
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更新日:2023年08月31日