ひきこもりについて
ひきこもりとは
学校や仕事、人との交流(社会参加など)を避け、家庭内にとどまり続けている状態のことです。その状態が続いている期間は問いません。
※他者と交わらないかたちで外出している場合も、広義的にひきこもりととらえることができます。

ひきこもりの背景
ひきこもりの背景には、様々な要因が考えられます。
・エネルギーの低下
学校や仕事、日常の生活場面でみられる身体的疲労、精神的疲労が長期的に続いた結果、エネルギーが低下したため。
・対人恐怖、集団恐怖
過去に厳しい不安・恐怖体験をしたことで、強い対人恐怖、集団恐怖が残っていること。
・こころの病気や発達障害 など
ひきこもりの回復に必要なこと
・安心/安全な環境
本人が安心/安全だと感じられることが重要です。
「自宅の居心地が良すぎると、ひきこもりが長引く」ということはありません。
・理解してくれる人の存在
社会的に孤立し、孤独を感じていることもあります。「理解してくれる人」がいると、回復につながりやすくなります。
ひきこもり状態の回復には特効薬がないと言われています。
回復には一定の期間が必要です。
焦らずに「待つ」「見守る」ことも重要です。
接し方について
人生の中での度重なる失敗や、辛い経験のために、自己肯定感が低下している場合があります。ひきこもりの方ご本人が、自分の人生に肯定的な感情を得られるような働きかけが重要です。
・受容と共感
ひきこもりの方の気持ちを受容・共感しながら接することが重要です。受容とは相手の気持ちを受け止めること、共感とは、相手の身になって考えるということです。
ただし、暴力・暴言行為については、明確に拒否することが必要です。
・感情を伝える
接する方の自身の感情を言葉にして伝えることも重要です。
「○○してくれてとても助かったよ」
「○○がこのままだとお母さんとても心配なのよ」
・避けた方がよい言葉
「仕事」「学校」「病院」「将来」などの言葉は、本人のエネルギーが回復していない状態では、あまり使用しない方がよいでしょう。ひきこもりのご本人も今の状態ではよくないと感じているため、それを前向きに受け止められる状態でないと、会話を避けるようになり、関係性が悪化してしまうおそれがあります。
ひきこもりの相談窓口について
下記の窓口でひきこもりに関する相談を受け付けています。
ひきこもりのご本人・ご家族だけで抱え込む必要はありません。困りごとについて相談してみませんか?
・古河市 福祉推進課(下記に連絡先記載)
その他関連団体等
・ひきこもりVOICE STATION(厚生労働省) ※外部リンク
厚生労働省が運営する、全国のひきこもり当事者・家族・支援者の声をみんなにシェアするWEBコミュニティです。
・特定非営利法人KHJ全国ひきこもり家族連合会 ※外部リンク
ひきこもりに関する、日本で唯一の全国組織の家族会(当事者団体)です。
- この記事に関するお問い合わせ先
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古河市 福祉推進課
所在地:〒306-0221 茨城県古河市駒羽根1501番地
電話番号:0280-92-5771
ファクス:0280-92-7564
福祉推進課へのお問い合わせ
更新日:2025年06月09日