市販薬の過剰摂取(オーバードーズ)について

更新日:2024年09月18日

薬局やドラッグストアで購入できる風邪薬などを、用法や用量を守らずに、大量・頻回に服用するなど誤った使用をすることを「過剰摂取(オーバードーズ)」といい、薬物乱用にあたります。
大麻などの違法薬物と同じく、医薬品の乱用は健康障害を引き起こす危険があり、深刻化しています。
また近年、若い世代を中心にオーバードーズが増加し、社会問題となっております。

オーバードーズの対象となっている市販薬の例

1.鎮咳去痰薬(咳止め)
2.総合感冒薬(風邪薬)
3.解熱鎮痛剤(痛み止め)
4.鎮静剤
5.抗アレルギー薬
6.眠気防止薬(カフェイン製剤)

オーバードーズによる主な症状

オーバードーズを行う薬の種類によって副作用がもたらす健康被害は変わってきますが、例えば次の症状が出てきます。

・立ちくらみ、めまい。
・吐き気、嘔吐
・著しい錯乱状態になる。
・会話がおぼつかなくなる。
・昏睡状態になる。
・けいれん発作
・呼吸が遅く、苦しい、呼吸停止になる。

命にかかわる状態になることもあります。

オーバードーズをしないためには

なぜオーバードーズをするのでしょうか。
「アメリカ国立衛生研究所」の文献によると、理由として次のことをあげています。

・気持ち良くなりたい
・パフォーマンスをあげたい
・みんな使っているから
・気分を変えたい

このように、社会的なプレッシャーやこころのストレスが背景にあると伺えます。
しかし、これらのトラブルを解消する手段としてオーバードーズは適切な方法ではありません。
市販薬のオーバードーズがやめられない方は、つらさを一人で抱え込まず、身近な人や適切な医療機関、相談機関にご相談ください。

相談窓口

市販薬の過剰摂取(オーバードーズ)をやめられない方や、こころの不調に悩んでいる方は、一人で抱え込まずに、ご相談ください。

その他の薬物乱用について

茨城県のホームページをご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

古河市 健康づくり課
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