MR（麻しん風しん混合）ワクチン等の一部ロット製品の自主回収による抗体検査および追加接種について

MR（麻しん風しん混合）ワクチン等の一部ロット製品の自主回収について

令和6年1月、武田薬品工業株式会社より『乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン「タケダ」』（MRワクチン）等の一部ロットの製品につきまして、有効成分の1つである麻しんウイルス力価（効果の強さ）が有効期間内に承認規格を下回った、または今後下回る可能性があることから自主回収を行うと発表がありました。

武田薬品工業株式会社ニュースリリース（令和6年1月16日付）

自主回収対象のワクチンを接種していても、現時点で安全性や効果について問題はないとのことです。

厚生労働省によりますと、自主回収が行われてもワクチンの不足は生じない見込みとなっておりますが、一時的に供給が不安定となる可能性もあります。
接種を検討されている場合は、お早めに医療機関にご相談ください。

自主回収の対象製品は以下のとおりとなります。

製品名	包装	製造番号	有効期限
MR（麻しん風しん混合）ワクチン一般名：乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン販売名：乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン「タケダ」	瓶入り 1人分 1本	Y302	2024年1月18日
		Y303	2024年2月15日
		Y304	2024年3月28日
		Y305	2024年3月28日
		Y306	2024年4月2日
		Y307	2024年4月26日
		Y308	2024年5月28日
		Y309	2024年5月28日
		Y311	2024年8月9日
		Y312	2024年8月31日
		Y313	2024年9月5日
麻しんワクチン一般名：乾燥弱毒生麻しんワクチン販売名：乾燥弱毒生麻しんワクチン「タケダ」	瓶入り 1人分 1本	F112	2024年2月7日
		F113	2024年5月31日
		F114	2024年9月4日

ロットナンバーは母子健康手帳の予防接種の記録ページ「メーカー/ロット」欄に貼付されているシールや、接種した医療機関から提供された接種済証等で確認できます。

製品の有効性と安全性について

当該ロット製品については、自主回収のお知らせ文書の通り、品質や安全性に影響があったとの報告はありません。また、当該ロット製品を自主回収開始までに接種された方であっても、ウイルスに対する感染予防効果は得られていると考えられます。

そのうえで、回収対象となったワクチンのうち、承認された規格を下回る可能性を否定できないとされる下記の期間に接種して有効性に不安を感じられる方への対応として、武田薬品工業株式会社では抗体検査を希望される場合や抗体検査の結果を踏まえて追加の接種を検討する場合に、これらを無償で受けていただくことができるような体制構築も現在進めているとのことです。

抗体検査や再接種の対応は、下記に記載されているロットのワクチンを『承認規格を下回る可能性を否定できない期間』（日付以降）に接種している方が該当となります。令和6年1月19日時点で、古河市の定期接種記録において該当となる方は確認（報告）されておりません。

下記以外、MRワクチンのうちY304~Y309及びY311~Y313のロットについては、自主回収するまで承認規格を満足するため、すでに接種していても問題はないと考えられます。

品目	ロット	有効期限	承認規格を下回る可能性を否定できない期間
MRワクチン	Y302	2024年1月18日	2023年12月14日以降
MRワクチン	Y303	2024年2月15日	2023年8月26日以降
麻しんワクチン	F112	2024年2月7日	2023年12月8日以降
	F113	2024年5月31日
	F114	2024年9月4日

資料

乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン及び乾燥弱毒生麻しんワクチンの製造販売業者による自主回収への対応について【厚生労働省】 (PDFファイル: 533.8KB)

麻しん・風しん（MR）混合ワクチン

MR（麻しん風しん混合）ワクチン

この記事に関するお問い合わせ先: 古河市健康づくり課感染症対策係
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