五種混合ワクチン(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ・ヒブ)

更新日:2026年02月06日

病気の説明

ジフテリア

ジフテリア菌の飛沫感染で起こります。 症状は高熱、のどの痛み、犬吠様の咳、嘔吐(おうと)などで、偽膜を形成して窒息死することがある病気です。

百日咳

百日咳菌の飛沫感染で起こります。 百日咳は普通のカゼのような症状で始まります。続いて咳がひどくなり、顔をまっ赤にして連続性にせき込むようになります。咳のあと急に息を吸い込むので、笛を吹くような音が出ます。熱はでないか、でても微熱程度です。乳幼児は咳で呼吸ができず、チアノーゼやけいれんがおきることがあります。肺炎や脳症などの重い合併症を起こすことがあり、乳児では命を落とすこともあります。

破傷風

破傷風菌はヒトからヒトへ感染するのではなく、土の中にひそんでいて、傷口からヒトへ感染します。 傷口から菌が入り体の中で増えますと、菌の出す毒素のために、口が開かなくなったり、けいれんをおこしたり、死亡することもあります。患者の半数は自分では気がつかない程度の軽い傷が原因です。日本中どこでも土中に菌はいますので、感染する機会は常にあります。破傷風は、ジフテリアと異なり、国内でも40歳以上を中心に年間100名以上の患者発生があり注意が必要です。

ポリオ

ポリオとは、主に四肢に非対称性の弛緩性麻痺を起こす感染症です。別名「小児まひ」とも呼ばれています。 感染したヒトのほとんどはポリオ様症状が現れず、終生免疫を獲得します。ポリオウイルスに感染すると100人中5~10人は、上気道または胃腸炎症状といった軽度の風邪症状を呈します。ウイルスが血液を介して脊髄にまで感染すると、足または手の左右非対称の弛緩性麻痺を起こすことがあります。一部のヒトは永久に麻痺が残り、呼吸困難により死亡することもあります。麻痺の発生比率は感染者の0.1%~2%といわれています。  

ヒブ

ヒブ(インフルエンザ菌b型)はヒトからヒトへ飛沫感染します。

ヒブが原因で起こる病気の主なものには髄膜炎、喉頭蓋炎、肺炎、敗血症などがありますが、中でも割合が高いのが髄膜炎です。髄膜炎とは、脳や脊髄を包んでいる膜(髄膜)に細菌やウイルスが感染して起こる病気で、日本ではヒブによる髄膜炎は一年間に約600人発生していると推測されています。5歳未満の乳幼児がかかりやすく、0~1歳までは特にかかりやすいので注意が必要です。  

予防接種の時期と接種スケジュール

生後2か月~7歳6か月に至るまでのお子さんが接種できます。

標準的な接種期間として、第1期初回を生後2か月~生後7か月に至るまで開始し、20日~56日までの間隔をおいて接種します。
また、2期として、11歳~12歳時に、ジフテリア・破傷風の混合ワクチン(二種混合)を1回接種します。(予診票は11歳のお誕生月の月末に発送します)

※ 【標準】は推奨されている接種期間です。他は最短で接種する場合の接種期間です。

接種方法

子どもの予防接種ガイドをご覧ください。