成人(高齢者)用肺炎球菌ワクチン

更新日:2024年02月07日

肺炎球菌感染症とは?

日常でかかる肺炎の中でも最も原因になりやすいものは、肺炎球菌という細菌が感染することで起こる「肺炎球菌感染症」によるものです。成人では、肺に感染して「肺炎」を起こすことが多いのですが、ほかに、菌血症/敗血症、髄膜炎などを起こすこともあります。

肺炎球菌は、莢膜(きょうまく)という分厚い膜に包まれています。そのため、からだの免疫からの攻撃に強く、退治するのが難しい細菌です。しかも、抗菌薬(抗生物質)が効かない耐性菌も登場しており、肺炎球菌感染症は重症化しやすく、現代でも注意が必要な感染症です。

肺炎で亡くなる方のうち、97.9%が65歳以上(2021年データ)であることから、特に高齢者(65歳以上)で肺炎球菌による肺炎などを予防することが重要になります。

 

以下、予防接種法で定める成人(高齢者)肺炎球菌ワクチンの『定期接種』についてお知らせします。

※対象年度以外の方や2回目以降接種希望の方は、『任意接種』として全額自己負担で接種できます。医療機関にご相談ください。

成人(高齢者)肺炎球菌ワクチンの定期接種について

新着情報

対象者の経過措置が終了します

令和6年3月31日で平成26年より続いていた経過措置が終了し、令和6年4月1日より定期接種対象者は65歳の方のみとなる予定です。
今年度接種対象の方で接種を希望する方は、令和6年3月31日までに忘れずに接種をしてください。
令和6年3月31日を過ぎますと、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳といった年齢で接種しても定期接種の対象とはならず、全額自己負担となります。

令和5年度定期接種の対象者について

令和5年度に定期接種の対象となる方には、令和5年4月に『成人用肺炎球菌ワクチン接種のお知らせ』をお送りしています。(その後、転入された方にもお送りしています)
令和5年度対象者生年月日にもかかわらず、届いていない場合は以前(平成30年から平成31年)に1回接種していることから対象外となっている可能性があります。
定期接種による助成は生涯に1回限りで、2回目以降の接種を希望される場合は全額自己負担となります。

今年度接種対象の方以外、令和5年3月31日以前に『成人用肺炎球菌ワクチン接種のお知らせ』が届いている方は、既に助成対象期間が過ぎているため、全額自己負担となります。
医療機関に持参されても、助成は受けられませんのでご注意ください。
 

定期接種の対象者

(1) 年度中に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳となる人

令和5年度 対象者生年月日

年度年齢  生年月日 
 65歳  昭和33年4月2日~昭和34年4月1日
 70歳  昭和28年4月2日~昭和29年4月1日
 75歳  昭和23年4月2日~昭和24年4月1日
 80歳  昭和18年4月2日~昭和19年4月1日
 85歳  昭和13年4月2日~昭和14年4月1日
 90歳  昭和8年4月2日~昭和9年4月1日
 95歳  昭和3年4月2日~昭和4年4月1日
100歳  大正12年4月2日~大正13年4月1日

上記の生年月日の人は、令和6年3月末までの接種が助成対象となります。

 

(2) 60歳以上65歳未満で、心臓、腎臓もしくは呼吸器の機能またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害(身体障害者手帳1級)を有する人で高齢者肺炎球菌予防接種を接種したことがない人

該当する人は、接種券の申請が必要となりますので、接種前に健康づくり課までご連絡ください。

助成額

3,000円(生涯1回のみ)

医療機関への支払い時に、実際にかかる接種費用から3,000円を差し引いた金額をお支払いいただきます。

  • 接種費用は医療機関により異なります。
  • 生活保護受給者は事前に免除券の申請をすることで、全額公費負担になります。接種を受ける前に健康づくり課までご連絡ください。
  • 脾臓を摘出されている等健康保険の適用がある人は、この助成制度よりも安価に接種できる場合があります。かかりつけ医にご相談ください。
  • 今までに定期接種対象肺炎球菌ワクチンであるニューモバックス(23価ワクチン)の接種を受けたことがある人は助成対象外となります。

 

定期接種の受け方

  • 協力医療機関一覧から希望の医療機関を選び、電話で予約してください。
  • 接種の際は予診票(※)・保険証・接種費用(ご本人負担分)を持参してください。

(※)対象となる人には4月に予診票を送付しています。

転入や紛失等でお手元に予診票がない場合は、再発行いたしますので接種前に健康づくり課までご連絡ください。フォームによるオンライン申請も承ります。

令和5年度 成人用肺炎球菌予診票再発行申請フォーム

協力医療機関

県内の定期予防接種広域事業 協力医療機関一覧

上記の協力医療機関以外で受ける場合

接種費用全額を支払いいただき、後日助成金の申請を行ってください。(償還払い)

必要書類

1 成人用肺炎球菌予防接種助成金交付申請書兼請求書(Wordファイル:20.5KB)

【記入例】交付申請書兼請求書(PDFファイル:148.5KB)

2 医療機関が発行した領収書(接種ワクチン名及び接種対象者氏名が記載されたもの)

3 予診票又は接種済証等の接種記録がわかるものの写し

4 振込通帳(金融機関名、預金種別、口座番号、口座名等がわかるページ)の写し

5 印鑑(自署の場合は押印不要)

申請場所

健康づくり課(古河福祉の森会館)へ持参または郵送での申請も可能です。

郵送の場合は下記の必要書類を健康づくり課まで送付してください。

申請期限

成人用肺炎球菌ワクチンの接種日から1年以内

※接種は令和6年3月末までになります。

この記事に関するお問い合わせ先

古河市 健康づくり課 感染症対策係
所在地:〒306-0044 茨城県古河市新久田271番地1
電話番号:0280-48-6882
ファックス:0280-48-6876
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