HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)

更新日:2024年02月05日

9価HPVワクチン(シルガード9)の定期接種化について

令和5年4月1日から9価HPVワクチン(シルガード9)が定期接種の対象となりました。

詳細はワクチン比較をご確認ください。

令和4年度に届いた予診票(2価・4価対応予診票)でも9価HPVワクチン接種が可能です。

具体的な記入例はこちら(PDFファイル:563.3KB)をご覧ください。

積極的な勧奨について

令和3年11月26日付で、厚生労働省よりHPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないこと、接種による有効性が副反応のリスクを上回るとして、積極的な勧奨の差し控えを終了する旨の通知が出されました。

このことを受け、市では令和4年度からHPVワクチン接種の積極的な勧奨を順次再開しております。

新たに古河市に転入された方、送付した予診票を紛失された方等は、健康づくり課に予診票の発行を申込みいただき、届きましたら医療機関へご予約ください。
なお、接種に当たっては母子健康手帳等の記録が必要となります。

  • 定期接種対象者
    令和4年度に13歳または16歳になる女性には、令和4年4月初めに勧奨案内等を発送しました。
    令和4年度に14歳または15歳になる女性には、令和4年9月初めに勧奨案内等を発送しました。
    令和5年度に13歳となる女性には、令和5年4月初めに勧奨案内等を発送しました。

定期接種送付物

  • キャッチアップ接種対象者
    対象となる年齢で、古河市に3回の定期接種履歴がない人には、令和4年9月初めに勧奨案内等を発送しました。
    該当となる人で案内通知が届いていない場合は、健康づくり課までお問い合わせください。

キャッチアップ送付物

キャッチアップ接種について

積極的な勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方(平成9年4月2日から平成19年4月1日の間に生まれた女子)については、経過措置により令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間に限り公費負担(自己負担なし)で接種ができます。
過去にHPVワクチンを3回接種していない人は不足分を接種可能です。医療機関に直接お申し込みください。

 

【自費で接種した方へ】

積極的勧奨を控えていた時期に定期接種を見送り、定期接種の対象年齢を過ぎてから、自費で子宮頸がん予防ワクチン接種を受けた人に対して、接種を受けた回数分の費用の一部を助成します。(最大3回分)
対象者、助成額、申請方法や必要書類等、詳しい内容はこちらの案内(PDFファイル:220.7KB)をご確認ください。


申請期限 令和7年3月31日


申請様式
ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種償還払い申請(請求)書(PDFファイル:164.5KB)
ヒトパピローマウイルス感染症予防接種に係る任意接種償還払い申請用証明書(PDFファイル:173.8KB)


その他申請に必要な書類及び方法については案内(PDFファイル:220.7KB)をご確認ください。

 

HPVワクチンとは?

HPVワクチンは、すべての発がん性HPVの感染を防ぐものではありませんが、特に子宮頸がんの原因として多く見つかるHPV16型、18型等の感染を防ぐ効果があり、諸外国で接種が勧められています。
現在、「サーバリックス(2価)」「ガーダシル(4価)」「シルガード9(9価)」と3種類のワクチンが定期接種の対象となっています。

ワクチンには、それぞれ特徴があります。接種にあたっては、医療機関とご相談ください。

対象者

小学6年生から高校1年生に相当する年齢の女子

※ 平成18・19年度生まれの方は、特例措置として高校1年生相当の年齢を超えても、令和7年3月31日まで接種できます。(キャッチアップ接種対象)

ワクチン比較

サーバリックス(2価)およびガーダシル(4価)は、子宮頸がんを起こしやすい種類(型)であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。

シルガード9(9価)は、HPV16型と18型に加え、ほかの5種類のHPVの感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。

注意点

  • 予防できるウイルスに示したHPVの型以外に起因する子宮頸がんまたはその前駆病変等の予防効果は確認されていません。また、接種時に感染が成立しているHPVの排除、およびすでに生じているHPV関連の病変の進行予防効果は期待できません。
  • HPVワクチンの接種は、定期的な子宮頸がん検診の代わりとなるものではありません。HPVワクチンの接種に加え、子宮頸がん検診の受診や性感染症に対し注意することが重要です。
サーバリックス(2価)
  • 製造・販売
    グラクソ・スミスクライン株式会社
  • 予防できるウイルス※
    高リスク型 HPV16型および18型
    低リスク型 なし
ガーダシル(4価)
  • 製造・販売
    MSD株式会社
  • 予防できるウイルス※
    高リスク型 HPV16型および18型
    低リスク型 HPV6型および11型
シルガード9(9価)
  • 製造・販売
    MSD株式会社
  • 予防できるウイルス※
    高リスク型 HPV16型、18型、31型、33型、45型、52型、58型
    低リスク型 HPV6型および11型

接種回数と間隔

接種するワクチンによって接種回数と間隔が異なりますのでご注意ください。

(注意)
1か月後とは、「翌月の同日以降」を意味します。
翌月に同日がない場合は、「翌々月の1日」になります。
例:9月30日の1か月後は10月30日、1月30日の1か月後は3月1日。

サーバリックス(2価)

標準的な接種間隔
初回を0月として以降1か月後、6か月後の計3回

最低限必要なな接種間隔
1回目 初回接種
2回目 初回接種から1か月以上
3回目 初回接種から5か月以上かつ2回目から2か月半以上

ガーダシル(4価)

標準的な接種間隔
初回を0月として以降2か月後、6か月後の計3回

最低限必要な接種間隔
1回目 初回接種
2回目 初回接種から1か月以上
3回目 2回目接種から3か月以上

シルガード9(9価)

シルガード9(9価)に限り、初回接種が15歳未満の場合は以下の条件を満たした場合、2回接種で完了とすることができます。それ以外の方は3回接種で完了となります。

【2回接種の場合】

標準的な接種間隔
初回を0月として、6か月後の計2回

最低限必要な接種間隔
1回目 初回接種
2回目 初回接種から5か月以上
※2回目の接種が初回から5か月未満の場合は、3回目の接種が必要になります。その場合、3回目は2回目の接種から3か月以上間隔をあけて接種します。

 

【3回接種の場合】

標準的な接種間隔
初回を0月として、2か月後、6か月後の計3回

最低限必要な接種間隔
1回目 初回接種
2回目 初回接種から1か月以上
3回目 2回目接種から3か月以上

サーバリックス・ガーダシル・シルガード9における交互接種について

  • HPVワクチンの接種は、原則同じ種類のワクチンで実施します。ただし、サーバリックスまたはガーダシルで規定の回数の一部を完了し、シルガード9で残りの回数の接種を行う交互接種については、医師とよく相談したうえであれば、実施して差し支えないこととされています。
  • 現時点において、交互接種における免疫原性や安全性に関する懸念は報告されていません。
  • サーバリックスまたはガーダシルで接種を開始し、シルガード9で接種を完了する場合は、シルガード9の接種方法に合わせ、1回目と2回目の間隔を1か月以上、2回目と3回目の間隔を3か月以上あけて接種します。

接種方法

こちらをご覧ください。

接種医療機関

契約医療機関外で接種する場合は償還払いの手続きが必要になりますので、こちらの「県外・市外等、古河市契約医療機関以外で接種する場合」をご覧いただき、償還払いの手続きをお願いします。

外部リンク

この記事に関するお問い合わせ先

古河市 健康づくり課 感染症対策係
所在地:〒306-0044 茨城県古河市新久田271番地1
電話番号:0280-48-6882
ファックス:0280-48-6876
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