ご存じですか?ウイルス性肝炎について

更新日:2021年03月05日

国内最大の感染症!?

ウイルス性肝炎

肝炎ウイルス検診を受けたことがありますか?

日本には肝炎ウイルスに感染した方が多く存在し、肝炎が国内最大の感染症となっています。ウイルス性肝炎には様々な種類がありますが、ほとんどがB型肝炎・C型肝炎です。肝炎は自覚症状がなく適切な治療をしないまま放置すると、肝硬変・肝臓がんに進行するおそれがあります。

肝硬変・肝臓がんの原因の約8割がウイルス性肝炎

自分が肝炎ウイルスに感染していないか、今までに一度も検査をしたことがない方は検査をしましょう。

肝炎ウイルス検診

肝炎ウイルスの検査は簡単な血液検査でわかります。集団健診で下記該当の方は無料で検査可能です。該当の方には4月以降に通知を送らせていただく予定です。

 

・今までに一度もウイルス検診を受けていない方

・年度内に40歳・45歳・50歳・55歳・60歳・65歳となる方

 

41歳以上で受診歴がない方は該当年齢でなくても有料(料金1,000円)で検査が受けられます。

過去に人間ドックを受診している方は検査していることがありますので、ご確認ください。

検査結果について

HBs抗原

B型肝炎ウイルス(HBV)に感染しているかどうかを調べる検査です。

基準範囲:陰性(-)

要精密:陽性(+)

HCV抗体

C型肝炎ウイルス(HCV)に感染しているかどうかを調べる検査です。

基準範囲:現在、C型肝炎ウイルスに感染している可能性が低い

要精密:現在、C型肝炎ウイルスに感染している可能性が高い

 

検査で要精密になったら

医療機関で初めて精密検査をされる場合や定期検査費用など助成を受けられる制度があります。申請窓口は保健所となります。詳しくは県ホームページをご確認ください。

現在は治療方法も進歩しており、B型・C型肝炎に対する飲み薬や注射薬(インターフェロン)もあります。精密検査の結果、B型肝炎やC型肝炎の診断になった場合には放置せず、しっかり治療を受けましょう。

下記該当ではありませんか?

B型肝炎

国内のB型肝炎の持続感染者は110~140万人存在すると推計されています。

このうち、昭和23年から昭和63年までの間に受けた集団予防接種等の際に、注射器が連続使用されたことが原因である方が最大で40万人以上とされています。集団予防接種等によりB型肝炎ウイルスに感染した方は給付金支給の対象です。

C型肝炎

1992(平成4)年以前に輸血または血液製剤を投与したことがある方

薬害肝炎事件では、特定の血液凝固因子製剤にC型肝炎ウイルスが混入することによって不特定多数の者に感染被害がありました。対象の方では給付金の支給を受けるために2023(令和5)年1月16日までに国を被告とした訴訟の提起等を行う必要があります。

健診(検診)を受けて病気の早期発見を

年に一度、健診(検診)を受けましょう。

肝臓の病気以外でも、自覚症状がでないまま進行する病気もあります。健診を受診することで気づかない病気を発見できることがあります。年に一度健診を受診しましょう。また、精密検査が必要な場合には自覚症状がなくても必ず医療機関を受診しましょう。

関連情報

この記事に関するお問い合わせ先

古河市 健康づくり課(健康推進係)
所在地:〒306-0044 茨城県古河市新久田271番地1
電話番号:0280-48-6882
ファックス:0280-48-6876
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