先導的プロジェクト

更新日:2020年11月30日

新市建設計画

 合併前の平成17年に策定された新市建設計画には、4つの事項が先導的プロジェクトとして位置付けられています。
 合併したことで、広域での行政運営や合併特例債などの有効な財源が活用できるようになりました。その結果、新市建設計画に予定される事業を順次実施でき、地域の魅力向上につなげています。

4つの先導的プロジェクト

1.(仮称)南古河駅の設置

2.筑西幹線道路の整備

3.高等教育機関の誘致

4.各交流拠点の整備

(仮称)南古河駅の設置

 新駅設置については、平成29年度に実施した基礎調査により、駅舎の概算工事費の試算を行い、約106億円となることが分かりました。
 請願駅を設置する場合は、原則として用地および建設の費用を地元自治体が全額負担することが条件となっています。
 そのほかにも、土地区画整理事業と歩調を合わせて進めていく必要があるため、新たな駅に対する大きな期待や可能性と、整備に要する費用などの課題の検証をしっかりと行い、市民の皆さんに共有する必要があると考えています。

筑西幹線道路の整備

 筑西幹線道路は、古河と筑西・結城地区との連携強化や県央地域との交流を促進し、まちが発展する起爆剤になる路線です。そのため、産業拠点の機能を補完する重要路線として早急に整備を進めてきたことで、古河名崎工業団地や仁連工業団地とのアクセス向上を図ることができました。

新4号国道柳橋北交差点付近の様子

高等教育機関の誘致

 大学や高等専門学校、専門学校などの高等教育機関の誘致を、県などに要望しています。しかし、少子化に伴う定員確保等の課題から誘致は非常に難しい状況です。
 市内では、高等教育機関として晃陽学園・盈科学園が平成5年から専門学校を卒業した後も古河市で働き、住み続けてもらえるよう、市と包括連携協力に関する協定を締結しました。その一環として、学科の実習を公共施設で受け入れ、市との関わりを深める取り組みを行っています。
 そのほか、平成25年に県立古河中等教育学校が開校しました。同校は高等教育機関ではありませんが、高い学力・大学への進学率を誇り、地域での魅力向上に寄与しています。

晃陽学園・盈科学園の授業の様子

県立古河中等教育学校の授業の様子

各交流拠点の整備

 産業・文化などの市の活力づくりを先導するよう「みどりと産業交流拠点」である古河名崎工業団地では、日野自動車株式会社を中心に関連企業が立地し、多くの雇用を生むという成果を上げています。
 今後、新しい生産工程の増設が決まり、さらに300人程度雇用が拡大する予定です。このほかにも、12ヘクタールの分譲を計画している仁連工業団地の整備が完成間近となっており、市全体での活力向上が期待されます。
 また「文化交流拠点」である古河駅東部土地区画整理事業では、地区全体が拠点として位置付けられています。現在は、地区全体を南北に結ぶ道路の整備や向堀川の改修を中心に宅地造成などを行い、魅力ある住宅地の整備を進めています。
 昨年度実施した「古河市のまちづくり」に関する市民アンケートでは、地区内に商業施設を望む声が多くありました。そのため、国道125号と十間道路に挟まれた約5.8ヘクタールの大街区を商業施設等の事業を希望する民間事業者に売却する方針で進めています。

古河駅東部土地区画整理事業地内の大街区

古河名崎工業団地

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古河市 プロジェクト推進課 
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電話番号:0280-92-3111(代表)
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