ぬり絵~鵺(ぬえ)~解説付き

更新日:2020年11月30日

不吉な妖怪「ぬえ」 これを迎え撃つは源頼政

平安時代末期、夜な夜な現れては、御門を悩ます怪鳥がいたといいます。これを一般には「ぬえ」と呼んでいますが、これを描いた図は、さまざまな特徴があるようです。

「ぬえ」は辞書などにトラツグミという鳥のなかまとされていますが、夜中に悲しげに鳴くことから、不吉な兆しを知らせるものといイメージがやきつきました。さらにイメージはふくらみ、さまざまな動物が合体した妖怪として描かれるようになったようです。

『平家物語』では、これを退治したのが、古河ゆかりの源頼政。宮中に黒雲たなびくなか、はなった矢によって落ちてきたのは、頭が猿、胴体がタヌキ、尾は蛇、手足がトラの姿をした妖怪であったと。この恩賞として頼政がたまわったのが、刀剣マニアたちに知られる「獅子王」。頼政は源氏と平家との争いにやぶれ、その首は古河にもたらされ、頼政神社としてまつられました。

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