華麗なる日本刀 備前刀の伝統 鎌倉時代から現代まで
この展示は終了しました。
展示概要
日本の歴史的文化遺産の中で、日本刀は武器としての優れた機能と高雅な品位を備え、さらに武士の魂と云われたほどの精神性を象徴する鉄の芸術品として世界的にも評価されています。
備前国は中国山脈から最も良質な砂鉄を豊富に産出したことから、平安時代後期から鎌倉時代にかけて、古備前と称する一群の刀工が活躍し、以降この地の福岡、長船、吉岡、畠田、片山、大宮、吉井、宇甘(うかん)などに名工が輩出して備前鍛冶の繁栄を極めました。
刀剣の鍛造の技法には五ヶ伝がありますが、これは初期の刀剣主要生産地である山城、大和、備前、相模、美濃の五ヶ国の鍛法(流派)を指しています。江戸時代に入ると、刀剣の鍛造はこの五ヶ国に限らず各藩の城下で造られるようになりましたが、その技法は古来の鍛法を受け継いでいます。その中で最も広く伝承されているのが備前伝であり、現代の刀匠達も鎌倉時代の名刀を目標に研究し、日夜鍛錬に励んでいます。
今回の展示は鎌倉時代から室町時代までの備前刀の名品と江戸時代の名工の備前伝の作品、そして情熱あふれる現代刀匠の備前伝の力作まで一つの流れとして備前伝の伝統を鑑賞いただけるよう企画いたしました。
会場
古河歴史博物館
会期
平成31年3月16日(土曜日)~5月6日(月曜日)
主な出品資料
・太刀(特別重要刀剣)銘 備前国助包〈古備前〉 鎌倉初期
・太刀(重要美術品)銘 長光〈黒田家伝来〉 鎌倉中後期
・太刀(重要美術品)銘 備前国長船住兼光〈伊達家伝来〉 南北朝初期
※詳細は、ページ下部の出品目録をごらんください。
関連イベント
参加受付について
両イベントともに、平成31年3月1日(金曜日)9:00より電話受付します。
下記連絡先までお電話ください。回線が限られておりますので、場合によってはつ
ながりにくいこともございます。電話をお受けした順に受け付けとなりますので、
ご了承ください。
1.記念講演会 定員に達したため申し込みを締め切りました。
「古名刀の再現への挑戦 科学する刀鍛冶」
日時:平成31年4月14日(日曜日)14:00~
場所:古河歴史博物館 研修室
→会場が「コミュニティセンター出城(古河文学館となり)」へ変更となりました。
講師:久保善博 刀匠(日本刀剣保存協会無鑑査 広島県無形文化財)
参加定員:80名(先着)
参加費:無料(別途入館料が必要です)
2.体験講座
小中学生親子対象講座「日本刀を持ってみよう」
日時:平成31年4月14日(日曜日)10:00~12:00
場所:古河歴史博物館
参加定員:20組(先着)
参加費:無料(別途入館料が必要です)
備前刀の伝統 チラシ(裏) (JPEG: 1018.2KB)
出品目録(備前刀の伝統) (PDFファイル: 658.4KB)
- この記事に関するお問い合わせ先
-
古河市 古河歴史博物館
所在地:〒306-0033 茨城県古河市中央町3丁目10番56号
電話番号:0280-22-5211
ファックス:0280-22-5215
古河歴史博物館へのお問い合わせ
更新日:2020年11月30日