企画展「雪の殿さま土井利位」
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展示概要
日本初の雪の結晶の観察図鑑『雪華図説』は幕末の古河藩藩主、土井利位(どい としつら)によって記されました。
古河藩藩主、また老中首座として幕政にかかわった利位は職務の傍ら、20年以上をかけて自ら雪の結晶を観察し、それを「雪華」と名付けました。この研究は江戸時代における自然科学の研究成果として評価されています。
利位によって記録された「雪華」は書物としての記録のみに留まらず、図案として広く民間へと流布していきます。利位の官位〈大炊頭(おおいのかみ)〉にちなんで「大炊模様」と呼びならわされ、絵画や工芸品、着物などへと取り入れられていきました。また、利位自身もこの文様を好み、書状や贈答品などに用いました。
本展示では『雪華図説』とともに、利位の人間性を感じさせる彼自身の手による書画、また記録された「雪華」がどのように人々に受容されていったのかを美術品・工芸品を通じて紹介します。
土井利位 著『雪華図説』天保3年(1832)刊
展示期間
令和6年1月5日(金曜日)~令和6年2月25日(日曜日)
※2月16日(金曜日)、17日(土曜日)は臨時休館になります。
国指定重要文化財 原羊遊斎「蔓梅擬目白蒔絵軸盆」展示のおしらせ
土井家お抱えの蒔絵師、原更山(羊遊斎)作の「蔓梅擬目白蒔絵軸盆」(江戸東京博物館所蔵 国指定重要文化財)を展示します!
さらに、酒井抱一の描く「蔓梅擬目白蒔絵軸盆下絵」(江戸東京博物館所蔵 国指定重要文化財)もあわせて展示します!
展示期間が異なりますのでご注意ください。
展示期間
「蔓梅擬目白蒔絵軸盆下絵」 1月27日(土曜日)~2月11日(日曜日)
「蔓梅擬目白蒔絵軸盆」 2月12日(月曜日)~2月25日(日曜日)
「原更山寿像図」 1月27日(土曜日)~2月25日(日曜日)
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古河市 古河歴史博物館
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更新日:2024年02月27日