避難所生活を体験!避難所体験プログラムが実施されました【第17地区】
避難所体験プログラムが実施されました!
平成28年9月10日(土曜日)、古河市立大和田小学校で、第17地区による「避難所体験プログラム」が実施されました。 「今までの防災訓練を新しいものにしたい」 「実際に体育館に宿泊してみてはどうか」などの意見が地区内であがり、本事業が実現しました。 第17地区としては初の「避難所体験プログラム」で、
避難所生活を実際に体験する2日間のプログラムです。 第1部では、防災講話や消防団員による訓練、第2部では、砂金 祐年(いさご さちとし)常磐大学準教授およびゼミ生7人協力のもと、「防災かるた」「寝床づくり」などが行われました。
第1部
プログラムスタート!
プログラムスタートです。約200人の参加者が集まりました。
防災講話
茨城県防災・危機管理課 地域防災力向上力推進員 森田孝氏による防災講話が行われました。「身近でできる水害対策」をテーマに、第17地区の地域に寄り添った講話をしていただき、大変勉強になりました。
AEDの取り扱い
体育館内では、地元の消防団によるAEDや三角巾の使い方の説明が行われました。
スモーク体験
体育館外ではスモーク体験が行われました。子どもたちに人気で、何度も出入りしている子もいました!
防災グッズ作り
6月の「ふれあい研修会」で、袖ヶ浦市災害対策コーディネーターから教わった技術により、テントが張られていました。他にも、新聞紙やビニール袋を使用した災害時用グッズも展示してありました。
炊き出しの様子
炊き出し用の肉を切るゼミ生たち。
大量の炊き出しを要領よく配っていました。
カレーが完成しました!
カレーの完成です。多くの人から「おいしい!」との声を聞きました。
第2部
楽しみながら防災を学ぼう!砂金ゼミ生による「防災かるた」
1メートル近くある「防災かるた」を、みんなで奪い合います! 砂金ゼミで古河市用に新しく作成してくださいました。
5チームに分かれ、防災かるたスタートです。
「つかわない じしんのときの エレベーター」。パワーポイントでお題が映し出されます。
かるた目指して一直線に走ります。大人も子どもも本気で取りに走っていました。
スタイリッシュにかるたをゲット。
チームのみんなで喜びを分かち合います。大盛り上がりでした!
お題の解説もありました。「エレベーターに乗っているときに地震がおきた場合は、すべての階のボタンを押して、停止した階でおりましょう。おりられなかった場合は、非常ボタンをおして、救助をまちましょう。」
職員も参加させていただきましたが、楽しく防災を学ぶことができました。ありがとうございました。
避難所の寝床づくりを体験
砂金准教授指導のもと、避難所の寝床づくり体験が行われました。 一畳ほどの段ボールを布団にしてそれぞれの好きな位置に寝床を作ります。
宿泊者は41人です。
【before】
最初、参加者は自由に寝床を作ります。
砂金准教授の指導が入ります。
・コンセントの位置
・通路の確保
・荷物を置くスペースの確保 などがポイントです。
【after】
砂金准教授の指導により、避難所の環境が大きく改善されました。
一人一人の感覚が広がり、通路や荷物を置くスペースが生まれました。また、コンセントの位置を開放し、みんなで使用するような環境を整えました。
花火とかき氷で遊びました
夜は花火です。かき氷も食べ、充実した楽しい一日になりました。
朝の体操
朝の体操です。避難所生活が長くなると、エコノミークラス症候群にも注意が必要になります。適度に体を動かしましょう。
最後に事業の振り返りが行われました。
朝食後、体育館で、準備から宿泊までの振り返りが行われ、活発な意見交換が図られました。
おわりに
充実した2日間にわたるプログラムで、参加者からも肯定的な意見を多く聞くことができました。 砂金准教授による講評では、「大和田地区の統率のとれた活動に大変感心しました。」とおっしゃっていました。また、課題として、地区住民の多くが経験を積める仕組みの必要性と、避難所における大和田地区のルール作りの必要性について言及されました。 今後も事業を継続することで、「避難所における大和田地区のルール」を醸成させ、地域住民に浸透させていけることを願います。
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古河市 市民協働課
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電話番号:0280-92-3111(代表)
ファクス:0280-92-9477
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更新日:2020年11月30日