あの名言が自然界にも!?【水辺ちょこっと情報】
【「負けたことがある」ということが、いつか大きな財産になる】
この名言を生んだ某有名バスケット青春漫画。担当のわたくしが小学生のころ連載が始まり、幾度となく胸を熱くし、友達たちと『リバウンド王!』『天才ですから!』とか言ってマネをしたものです(。-`ω-)
っと漫画の紹介ではなく、
実は自然界にもこの名言通りの進化が存在するんです。
下の2匹の魚。左がヤマメ、右がサクラマス。


渓流の女王と言われるヤマメは大きくなっても約30cm、
対して押し寿司などで有名なサクラマスはその倍を超える約60cm。
見た目も大きさも似ても似つかないこの2種、実は元は同じ種類の魚なのです!
なぜこの2種が同じ魚なのか。
どちらも産まれた時は「ヤマメ」です。
変化が訪れるのはエサを獲り始めるころ。立派なヤマメになるために、そして川で生きていくためには川でのエサ獲り競争に勝たなくてはなりません。
もちろん全ヤマメがエサを十分に獲れるわけではありません。
エサを獲るのが上手で、エサ獲り競争に勝ったヤマメは、そのまま川で生活をし、大人のヤマメとなります。
では、エサ獲り競争に負けたヤマメはどう生きるのか…
なんと海に行くのです!
川でのエサ獲り競争に負け、敗北を知ったヤマメは、さらに天敵の多い海で生き残ることを選ぶのです!
そして過酷な海での環境を生き抜き、川より栄養豊富な海で大人になった個体は、サクラマスに進化をして川に戻ってくるのです!
すごくないですかこれ!!
敗北を知った個体はより過酷な環境に身を置くことで、川で成長した個体よりも大きくなって帰ってくるんですよ!
大人になると、アスリートなどは別として「泣くほど悔しい敗北」をしなくなります。
「奴らを見返してやる!」そんな熱く滾った気持ちを思い出させてくれてありがとう!っという熱血純情青春魚サクラマスのお話でした。
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更新日:2024年02月07日