三和資料館 展示室案内
開催中の展覧会
館蔵資料展
12代将軍徳川家慶日光社参180年
「 将軍家慶日光へ参る~天保14年の社参~」
・会 期:令和5年3月28日(火曜日)~6月4日(日曜日)
・開館時間:午前10時~午後6時
・入 館 料:無 料
・休 館 日:毎週月曜日、3月31日(金曜日)、4月28日(金曜日)、5月31日(水曜日)
「 12代将軍徳川家慶(いえよし)、67年ぶりに日光社参を復活!」
日光社参は、徳川将軍家が祖家康の祥月命日4月17日にあわせて日光東照宮を参詣することで、江戸時代を通して19回(17回説もあります)実施されました。天保14年(1843)4月13日~21日、12代将軍徳川家慶の日光社参が67年ぶりに行われました。
ところで将軍家慶が日光に滞在中、周辺の要衝を警固するのが日光勤番(日光御固メ=にっこうおかため)を命じられた大名たちです。彼らは日光御成道→日光道中を進む将軍行列本隊とは別ルート(日光脇往還)である日光東街道を通行。さらに、江戸城の留守を預かる西丸大納言兼右大将(にしのまるだいなごん けん うだいしょう=将軍継嗣のこと)の名代の高家(こうけ)畠山上総介(はたけやま かずさのすけ)、将軍行列の御先手井伊掃部頭(いい かもんのかみ)もまた日光東街道を通行しました。
日光勤番大名・名代畠山・井伊の行列を迎える日光東街道の宿場町諸川・仁連両町の様子は?古文書・古記録を中心に紹介します。
主な展示資料
・日光山真図 明治33年(1900)
・日光御山之絵図 江戸後期
・東照権現様御遺状(写) 享和3年(1803)写
・道筋幷賃銭其外書上帳 天保7年(1836)
・日光御社参三海道絵図(享保13年・文政6年)
・御本陣問屋場御下宿向幷宿方入用内積書上帳 天保13年(1842)
・(御用留・手控)
・日光山御宮御参詣供奉御役人附 全 天保14年(1843)
・仁連町諸川町当分助郷帳 天保14年(1843)
・助郷人馬継立日〆帳 天保14年(1843)
・水野忠邦関札 天保13年(1842)
・パネル類(写真・図・表)
展示構成
- 描かれた日光山
- 日光山への道 ~日光脇往還「日光東街道」~
- 天保の社参~その時、日光東街道仁連町・諸川町は?~
- 家康二百回御神忌(文化12年)~将軍社参は実施せず、代参使を派遣~
- 文政の社参~幻のなった11代将軍家斉の日光社参~
開催にあたって
天保14年(1843)4月13日~21日、12代将軍徳川家慶(いえよし)の日光社参が行われなした。
日光社参は、徳川将軍家が祖家康の祥月命日4月17日にあわせて日光東照宮を参詣することをいい、約14~15万人の大行列で、日光道中を片道3泊4日かけて移動する大規模な公式行事でした。
いっぽう、古河市三和地区を南北に貫く日光東街道は、日光道中の主要な脇往還であり、日光社参の際は、将軍滞在中の日光の要衝を警固する日光勤番大名や江戸城留守を預かる将軍継嗣の名代の高家(こうけ)など多くが通行しました。そのため宿場町仁連・諸川両町には、大規模な行列通行にともなう助郷人馬継立や休息(小休・昼食)・宿泊の宿割、町役人の役割分担など関連資料が多くのこっています。
令和5年(2023)は、最後の日光社参である「天保の社参」から180年目にあたります。
この展覧会を通じて、仁連町・諸川町が日光社参にはたした役割とそれに携わった多くの先人たちに思いをはせていただければ幸いです。
令和5年3月
古河市三和資料館

前回の展覧会(この展覧会は終了いたしました)
ミニ展示「卯年にちなんで」
新年を迎え、令和5年(2023)の干支、癸卯(みずのとう)にちなみ、卯年に起きたさまざまなできごとに関連する資料・写真類を展示します。
- 会 期:(終了いたしました)令和5年1月5日(木曜日)~1月22日(日曜日)
- 開館時間:午前10時~午後6時
- 休 館 日:1月10日(火曜日)・1月16日(月曜日)
- 入 館 料:無 料
〇主な展示資料
- 山川領御名村年貢割付状 寛永4年(1627)丁卯10月
- 徳川家光朱印状 慶安4年(1651)辛卯10月
- 井沢弥惣兵衛(為永)書状 5月25日
- 仁連宿御継立諸御用村用留 文政2年(1819)己卯8月
- 植村出羽守(家教)関札 天保14年(1843)癸卯4月
- 丁卯年日記 慶応3年(1867)丁卯
- 公立小学校設立願書・伺い 明治12年(1879)己卯2月
- パネル類(写真・年表など)

ごあいさつ
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
三和資料館では、平成24年(2012)1月以来、その年の干支にちなんだミニ展示を開催しており、令和5年も卯年にちなんだ展示を開催することといたしました。
ウサギは、日本最古の歴史書『古事記』にも「いなばの白ウサギ」の神話として登場し、また月とウサギとの不思議な話も伝えられるなど、古くからなじみの深い動物です。
今回のミニ展示では、卯年に起きたさまざまなできごとや、それらに関連する資料・写真類を展示しており、時代的にも戦国時代から平成期までかなり幅広く扱っています。これらの展示資料をご覧いただきながら、これまで卯年にどんなことが起こったのか、どんなものが世に出されたのかを振り返っていただければ幸いです。
結びに、令和5年の卯年が平穏無事に、そしてすべての皆様が幸せな一年でありますことを心からお祈りいたします。本年も、図書館ともども博物館・美術館・資料館をご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
令和5年1月
古河市三和資料館
過去の展覧会(この展覧会は終了いたしました)
第33回館蔵資料展 従五位下叙位・甲斐守任官160年「幕臣 福田道昌~浪人から甲府町奉行までのぼりつめたSAMURAI~」
江戸後期~末期(幕末)の旗本福田道昌は、先祖代々の直参(幕臣:徳川将軍の家臣)ではなく、長左衛門新田(現:古河市長左エ門新田)の名主福田長左衛門の一族です。現時点では福田家当主の誰につながるか明確な資料は残っていませんが、父本左衛門は仕官を望み江戸へ出ましたが浪人。その子道昌は31歳の時、幕府勘定所役人に新規召抱、幕臣(御家人抱席=本人一代限)となり、普請役格代官手附(ふしんやくかくだいかんてつけ)に任命されました。
その後、寄場元締→徒目付→評定所留役当分助→評定所留役助と諸役職を経て、45歳の時、佐渡奉行支配組頭で御家人から旗本へと昇進。さらに、陸奥川俣代官→甲斐市川代官→甲斐甲府代官→西丸裏門番頭(布衣)と進み、安政4年(1857)4月、60歳の時、幕臣が目標のひとつとする勘定吟味役となります。現在、長左衛門新田福田家文書に残されている道昌に関する古文書・古記録は、この勘定吟味役在職中のものがほとんどです。勘定吟味役の道昌は西洋式大砲・小銃の製造御用や江戸城本丸御殿再建御用、日光山修復御用などをつとめ、文久2年(1862)には功績を認められて、従五位下甲斐守に叙位任官されました。
勘定吟味役の後は、先手鉄砲頭→甲府代官兼帯甲府町奉行(甲府勤番所管から幕府所管へ移管後の初代奉行)→二丸留守居(引退前の幕臣の名誉職)→勤仕並寄合(現役待遇の無役)と進み、70歳で隠居しました。その約8か月後には江戸幕府が滅亡しています。
今回の展示では、現存する古文書・古記録から幕臣福田道昌の功績を紹介します。
- 会 期:(終了いたしました)令和4年10月29日(土曜日)~12月25日(日曜日)
- 開館時間:午前10時~午後6時
- 休 館 日:毎週月曜日、11月4日(金曜日)・11月24日(木曜日)・11月30日(水曜日)
- 入 館 料:無 料
〇主な展示資料
- (万延度江戸城本丸御殿大奥向絵図)
- 宣旨(源朝臣道昌 任甲斐守)
- 口宣案(源道昌 叙従五位下)
- 位記(源朝臣道昌 告従五位下)
- (日光大猷院)御霊屋奥院幷仮拝殿絵図
- (老中申渡書)
- 大筒幷台其外御用留
- 六斤加農弾薬前車玉薬貫目幷箱仕切絵図面等取調候書付
- 大筒錐台水車其外御用留

開催にあたって
江戸の世もあと少しで終わる安政・万延・文久年間(1854-1864)、福田甲斐守道昌という幕府旗本がいました。彼は先祖代々の徳川将軍の家臣(幕臣)ではなく、長左衛門新田(現:長左エ門新田)の名主福田長左衛門の一族。31歳の時、幕府に新規召抱となり、その後、諸役職を歴任し、60歳で勘定吟味役という重要な役職に就任すると、65歳の時にはそれまでの功績が認められ、従五位下甲斐守に叙位任官されました。
本展覧会では長左衛門新田名主家ゆかりのサムライ福田道昌にスポットをあて、伝存する古文書・古記録から彼の功績を紹介します。この展覧会をとおして、現在はあまり知られていませんが、実は幕政に重要な役割を果たした「幕臣 福田道昌」の事績に光が当たるとともに、ご来館の皆様の関心をさらに高めることができれば幸いに思います。
令和4年10月
古河市三和資料館
第28回企画展 発掘された古河13「三島遺跡~奈良・平安時代の集落跡~」
県営畑地帯総合整備事業にともない、平成31年(2019)1月~3月にかけて発掘調査された古河市尾崎所在の三島遺跡について、その成果を紹介します。奈良・平安時代の集落跡からは、「大伴部」と墨で書かれた墨書土器(ぼくしょどき)や土師器(はじき)・須恵器(すえき)などの土器類、役人層が身につけた巡方(じゅんぽう)・丸鞆(まるとも)などの腰帯具、鎌・斧・釘などの鉄製品、灰釉陶器(かいゆうとうき)など多様な遺物が出土しています。
・会 期:(終了いたしました)令和4年(2022)7月2日(土曜日)~10月2日(日曜日)
・開館時間:午前10時~午後6時
・休 館 日:毎週月曜日(ただし、7月18日と9月19日は開館),7月19日(火曜日),7月29日(金曜日),8月12日(金曜日),8月31日(水曜日),9月20日(火曜日),9月30日(金曜日)
・入館料:無料

▲第28回企画展 発掘された古河13「三島遺跡~奈良・平安時代の集落跡~」ポスター
ご あ い さ つ
市内には、いにしえの人々が生活していた痕跡(包蔵地)が約400か所で確認されています。これらの遺跡や古墳・城跡などが、道路や建物の建設など、さまざまな工事にともなって現状が変更される場合は、事前に図面や写真・記録として残していくための発掘調査が実施されることがあります。
今回紹介する三島遺跡(尾崎)は、県の土地改良事業にともない、平成31年1月~3月に調査が行われました。
発掘調査の結果、竪穴(たてあな)建物跡21軒や掘立柱(ほったてばしら)建物跡(地面に直接柱を埋めて建てる建物)10棟など、調査面積の範囲に比べて多くの遺構(生活の痕跡)が見つかりました。いっしょに出土した土器の形状などから、時期的には1,300年前~1,000年前の奈良・平安時代のものと考えられます。
発掘調査では、多量の遺物(生活に使用された物)が出土しています。大部分は、当時の生活の中で煮炊きや貯蔵などに使われた土師器(はじき)や須恵器(すえき)と呼ばれる土器類ですが、なかには「大伴部(おおともべ)」と墨で書かれた墨書(ぼくしょ)土器や、役人層が身につける巡方(じゅんぽう)・丸鞆(まるとも)などの腰帯具(こしおびぐ)、鎌(かま)や斧(おの)・釘(くぎ)など鉄製品、灰釉(かいゆう)陶器など、土器以外にも多様な遺物が出土しています。
三島遺跡で確認された、これらの貴重な遺構や遺物は、今後の市域の歴史・文化を考えていくうえで、たいへん重要な手がかりになるものと思われます。
今回の展示をとおして、ぜひ、その一端を見ていただき、いにしえの人々の暮らしぶりに思いを馳せつつ、埋蔵文化財への関心をさらに高めていただければ幸いです。
令和4年7月
古河市三和資料館
スポット展示 第二回内国勧業博覧会・河鍋暁斎妙技二等賞牌受賞140年「第二回内国勧業博覧会の錦絵~猩々噴水・美術館を中心に~」
内国勧業博覧会は、明治政府によって5回開催された勧業博覧会。第2回は明治14年(1881)3月1日から6月30日まで上野公園で開催されました。古河出身の絵師河鍋暁斎はこの博覧会にい「枯木寒鴉図(こぼくかんあんず)を出品し妙技二等賞牌を受賞しています。昨年令和3年(2021)は開催の年から140年の節目の年でした。これにちなみ第二回内国勧業博覧会を描いた錦絵、とくに当時話題となった、美術館前に設置された「猩々噴水」を描いたものを中心に展示します。また、上野公園が会場となったそのほかの博覧会の資料もあわせて展示します。
- 会期:(終了いたしました)令和4年(2022)3月26日(土曜日)~6月5日(日曜日)
- 会期中の休館日:3月28日(月曜日),3月31日(木曜日),4月4日(月曜日),4月11日(月曜日),4月18日(月曜日),4月25日(月曜日),4月28日(木曜日),5月2日(月曜日),5月6日(金曜日),5月9日(月曜日),5月16日(月曜日),5月23日(月曜日),5月30日(月曜日),5月31日(火曜日)
- 入館料:無料
- 開館時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
開催にあたって
明治時代、政府によって開設された内国勧業博覧会は、国内の産業発展を促進し、魅力ある輸出品の育成が目的でした。この博覧会は五回まで開催され、うち第一回から第三回までは上野公園での開催でした。昨年令和3年(2021)は、明治14年(1881)に開催された第二回内国勧業博覧会から140年の節目の年でした。古河出身の絵師河鍋暁斎(かわなべ・きょうさい)は、この博覧会に「枯木寒鴉図(こぼくかんあず)」を出品し妙技二等賞牌(みょうぎにとうしょうはい)を受賞しています。このことにちなんで、本展覧会では第二回内国勧業博覧会を描いた錦絵を展示するとともに、内国勧業博覧後の大正・昭和時代に上野公園で開催された博覧会なども取り上げています。
第二回内国勧業博覧会では、イギリスの建築家ジョサイア・コンドルの設計による煉瓦(れんが)づくりの美術館が建てられ、美術館前の庭には猩々噴水(しょうじょうふんすい)が造られました。この噴水は、横浜真葛焼(まくずやき)の陶工宮川香山の出品作品「噴水器陶人物錦手(ふんすいきとうじんぶつにしきで)」で3メートルもある大作でした。この噴水は話題となり、猩々噴水と美術館を描いた錦絵が多く出版されました。本展ではその錦絵を10点ほど展示しています。猩々噴水の様々な描かれ方や、描かれた来場者の違いなども見ていただき、色鮮やかな明治期の錦絵をご堪能いただければ幸いに存じます。
令和4年3月26日 古河市三和資料館
ミニ展示「寅年にちなんで」
新年の干支「壬寅(みずのえとら)」にちなみ、寅年の古文書や資料のほか、おめでたい図柄の引札を展示します。
- 会 期:(終了いたしました)令和4年(2022)年1月5日(水曜日)~1月23日(日曜日)
- 休館日:1月11日(火曜日)・1月17日(月曜日)
- 入館料:無料
- 開館時間:午前10時~午後6時(入館は5時30分まで)
展示構成
- 寅年に書きました~寅年の古文書~
- 寅年の一年~寅年の暦~
- 寅年に生まれました
- 名前に「虎」の字があります
- 身体の一部が虎です~鵺~
- 兵法秘伝書「虎の巻」
- コレラを漢字で書くと?「虎列刺」
- 虎は毘沙門天の使い?
- 虎と薬師如来のコラボ~寅薬師~
- 虎の郷土玩具
- 虎を描きました~虎の絵画~
- めでたい!図柄の引札
開催にあたって
新年明けましておめでとうございます。
令和4年の干支(えと)は「壬寅」(みずのえとら)で寅年です。また、九星との組み合わせで「五黄の寅」(ごおうのとら)と呼ばれる36年に一度の年回りで「最強金運の年」とも言われます。
寅は動物では虎(トラ)が当てられます。トラは哺乳綱食肉目ネコ科ヒョウ属に分類される肉食動物で、日本には生息していませんでしたが、インド・中国などからそのイメージが輸入され、古代では天の四方を司る霊獣として、西の白虎があげられ、奈良県の高松塚古墳の壁画などに描かれています。実物の虎を見たことがない日本の絵師たちは、中国から伝わった絵画を手本にして多くの虎の絵を描いています。特に「龍虎図」として龍と対に描かれることが多くみられます。
本展覧会では、寅年にちなみ寅年の古文書、寅年の暦のほか、寅年生まれの人物や虎にかかわる人物、虎に関する信仰などを紹介します。また、「めでたい!」縁起の良い図柄の引札見本なども展示しました。
今年一年が良い年となりますよう御祈念いたします。
令和4年壬寅1月5日 古河市三和資料館
第27回 企画展 悪疫退散祈念「疱瘡~まじないから種痘まで~」
疱瘡は天然痘のことで、人類が唯一根絶した感染症です。1796年にイギリスのエドワード・ジェンナーが、牛痘の膿を利用したワクチン(牛痘苗)を発見し、牛痘種痘法によって天然痘を予防する道が開かれ普及すると、ついに1980年5月8日、世界保健機関(WHO)により天然痘根絶宣言が出されました。
江戸時代、疱瘡が流行るのは疱瘡神(疫病神)のしわざと考えられており、疱瘡にかからないための、またはかかっても軽くすむためのさまざまな疱瘡除けの「まじない」や護符、郷土玩具などがありました。疱瘡除けの信仰をあつめた寺社も多く存在し、疱瘡神を祀る石塔や石祠なども建てられました。
本展覧会では、疱瘡除けの「まじない」や護符など、また、種痘関係の資料を展示し、疱瘡と人々のかかわりを紹介します。
- 会 期:(終了いたしました)令和3年10月2日(土曜日)~12月26日(日曜日)
- 休館日:10月4日(月曜日)・10月11日(月曜日)・10月18日(月曜日)・10月25日(月曜日)・10月29日(金曜日)・11月1日(月曜日)・11月4日(木曜日)・11月8日(月曜日)・11月15日(月曜日)・11月22日(月曜日)・11月24日(水曜日)・11月29日(月曜日)・11月30日(火曜日)・12月6日(月曜日)・12月13日(月曜日)・12月20日(月曜日)
- 入館料:無料
- 開館時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
第26回 企画展 発掘された古河12「西染谷遺跡・犬塚遺跡」
平成30年11月~平成31年2月に発掘調査された古河市上和田の西染谷遺跡と犬塚遺跡の出土遺物を展示し、その成果を紹介します。
- 会 期:(終了いたしました)令和3年7月31日(土曜日)~
9月26日(日曜日)8月17日(火曜日) - 8月18日(水曜日)から中止
- 休館日:8月2日(月曜日)・8月10日(火曜日)・8月16日(月曜日)・8月23日(月曜日)・8月30日(月曜日)・8月31日(火曜日)・9月6日(月曜日)・9月13日(月曜日)・9月21日(火曜日)・9月24日(金曜日)
- 入館料:無料
- 開館時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
第32回 館蔵資料展「東京2020記念 館蔵資料にみるスポーツ~武道・相撲エトセトラ~」
三和資料館の館蔵資料から武道や相撲関係の資料を中心に紹介します。1964年に開催された東京オリンピック聖火リレーのトーチも展示します。
- 会 期:(終了いたしました)令和3年6月12日(土曜日)~7月25日(日曜日)
- 休館日:6月14日(月曜日)・6月21日(月曜日)・6月28日(月曜日)・6月30日(水曜日)・7月12日(月曜日)・7月19日(月曜日)
▲「1964年東京オリンピック聖火リレーのトーチ」
【当館(古河市三和資料館)所蔵】
▲「1964年東京オリンピック聖火リレーのトーチ(拡大)」【当館(古河市三和資料館)所蔵】
1964年(昭和39年)東京オリンピックの聖火リレーで、茨城県では10月2日から5日まで95区間に分けられ、1区間20人前後のグループでリレーしました。
古河市からは、古河市、総和村、三和村からそれぞれ7名ずつの走者が、10月2日に結城公民館に集合し、リレーに参加。古河市の走者が第一区間を走り、総和村の走者が結城市観音町バス停留所から東小塙まで1.4kmを走り、三和村の走者が川島駅前十字路から下館市伊讃美が原の1.9kmを走りました。
写真のトーチは、総和村の走者からリレー後に寄贈を受け、当時、村の教育委員会で公開していました。
木枠の四面ガラス張りのケースに収められたこのトーチは、ステンレス製で長さ55cm、直径3cm、重さ540g、鋳鉄製の黒いホルダーにこれを差し込むと1kgになるといいます。
ホルダーは工業デザイナーの柳宗理氏(1915~2011)のデザインによるものです。
第31回 館蔵資料展「ZOO 三和資料館付属動物園~館蔵資料にみる動物たち~」
三和資料館が所蔵する版本や絵画のなかには、動物を描いたものがあります。それらをピックアップし、架空の三和資料館付属動物園を開園します。
また、特別展示として、悪疫退散の願いをこめて「猩々(オランウータン)」の資料もあわせて紹介します。
展示構成
1 版本の中の小さな動物たち
当館寄託資料より、江戸時代から明治時代にかけて、主に木版で印刷された版本で、本文上部や巻末などに動物たちが描かれたものを紹介。
2 絵はがきの動物たち
明治時代後半から大正時代にかけて絵はがきのブームがおこりました。当館寄託資料の絵はがきの中から動物たちを描いたものを紹介。
3 ミミズク土偶
昭和61年(1986)に思案橋遺跡(市内下辺見)から出土したミミズク土偶と、平成7年(1995)に釈迦才仏遺跡から出土した土製仮面を紹介。
4 特別展示 悪疫退散の願いをこめて「猩々(オランウータン)」
オランウータンの和名が猩々であることにちなみ、悪疫退散の願いをこめて、8つの顔を持ち、悪疫退散させる力も持つとされる猩々を紹介。
5 絵画の中の動物たち
三和町諸川(現:古河市諸川)を拠点に多くの作品を生み出した故・福原廣画伯(1915~2003)の作品をはじめ、当館所蔵の絵画から動物が描かれたものを紹介。
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会期:(終了いたしました)令和3年3月20日(土曜日・祝日)~5月30日(日曜日)
- 会期中の休館日:3月31日(水曜日)・4月5日(月曜日)・4月12日(月曜日)・4月19日(月曜日)・4月26日(月曜日)・4月30日(金曜日)・5月6日(木曜日)・5月10日(月曜日)・5月17日(月曜日)・5月24日(月曜日)
- 入館料:無料
- 開館時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
開催にあたって
第31回館蔵資料展では、館蔵資料に描かれた動物たちをピックアップし、架空の動物園「三和資料館付属動物園」を開園いたします。版本類の中に描かれた小さな動物たち、絵はがきに描かれた動物たち、絵画の中に描かれた動物たちを紹介します。少し偏りがありますが、ご勘弁ください。ほかに市指定文化財の縄文時代のミミズク土偶も展示します。これは実際のミミズクを表現したものではありません。ミミズクの顔のような土偶ということです。この土偶により縄文人の人間表現をみることができると思います。関連して市指定文化財の縄文時代の土製仮面も展示しました。
また、特別展示として、市内在住者の猩々コレクションより、悪疫退散の願いをこめて、「猩々(オランウータン)」の関連資料も展示しました。猩々は8つの顔を持ち、悪疫を退散させる力も持っていました。この展示は、茨城県独自の緊急事態宣言により臨時休館となり公開できなかった「緊急展示 悪疫退散祈念 赤は悪疫を退ける~赤い妖精?いや妖獣?もしかして妖怪? 猩々尽くしのパワースポット~」の展示の一部となります。
動物たちとのひと時楽しんでいただければ幸いです。
令和3年3月20日春分 古河市三和資料館
令和2年度 「1ページの絵本」入賞作品巡回展(三和地区)
・会期:(終了いたしました)令和3年3月1日(月曜日)~3月15日(月曜日)
・会期中の休館日はありません。
・開館時間:午前10時~午後6時
古河出身の鷹見久太郎(たかみ・きゅうたろう)が創刊し、児童文学史に大きな足跡を残した絵雑誌『コドモノクニ』・『コドモノテンチ』の絵に付する詩や物語を募集した「1ページの絵本」の入賞作品展を開催します。
主催:古河文学館
会場:三和資料館展示室
緊急展示 悪疫退散祈念「赤は悪疫を退(しりぞ)ける~赤い妖精?いや妖獣?もしかして妖怪?猩々(しょうじょう)尽くしのパワースポット~」(「茨城県独自の緊急事態宣言」の期間延長を受けて中止いたしました)
・会期:令和3年1月27日(水曜日)~2月23日(火・祝) (中止いたしました)
・会期中の休館日:1月29日(金曜日)・2月12日(金曜日)
・開館時間:午前10時~午後6時
コロナ禍のなか、悪疫退散を祈念し、悪疫を退けるとされる赤色をテーマに資料を展示します。
ミニ展示「丑年にちなんで」(1月18日より中止)
- 会期:令和3年(2021)1月5日(火曜日)~
1月24日(日曜日)1月17日(日曜日) - 1月18日(月曜日)より中止
- 会期中の休館日:1月12日(火曜日)
- 開館時間:午前10時~午後6時
令和3年の干支「辛丑(かのとうし)」にちなんだ資料を展示します。
- 丑年の日記
- 丑年の古文書
- 丑年の暦(こよみ)
- 牛に引かれて善光寺
- 福原廣(ふくはらひろし)の牛の絵
- 大高山願牛寺(だいこうさん がんぎゅうじ)由来
- 恵比寿・大黒の引札(ひきふだ)
第25回企画展 久昌院子聖権現御開帳記念「子聖権現~足腰守護の神仏~」
会期(終了いたしました):令和2年(2020)10月31日(土曜日)~12月27日(日曜日)
会期中の休館日:11月4日(水曜日)、11月24日(火曜日)、11月30日(月曜日)
開館時間:午前10時~午後6時
子聖権現(ねのひじりごんげん)は、子権現(ねのごんげん)ともいわれ、埼玉県飯能市にある子ノ権現天龍寺(天台宗)が子聖権現・子権現の根元とされています。子聖(ねのひじり)は天長9年(832)壬子年の子月子日子刻に生まれたといわれ、出羽三山で修行し各地を行脚した後、延喜11年(911)に十一面観音を祀って天龍寺を開いたといわれています。聖は「腰より下を病める者、一心に祈らば、その験を得せしめん」と誓いをたてられたことから、足腰守護の神仏として信仰をあつめました。市内には山田の久昌院の子聖権現堂があり、長谷町に子聖権現神社(子権現)があります。山田の久昌院の子聖権現堂は子年ごとに御開帳され、今年は3月15日から22日まで御開帳が行われました。この御開帳にちなみ、足腰守護の神仏として信仰されている子聖権現についてとりあげます。
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更新日:2023年04月08日