人権とは 【「誰か」のこと じゃない】【啓発活動強調事項「17の人権課題」】

更新日:2023年09月14日

≪人権とは≫

人権とは、私たちが人間らしく生きるための権利で、人種や民族、性別などの違いにかかわらず、全ての人が生まれながらに持つ権利です。


第2次世界大戦の反省から、人権の重要性は高まりました。1948(昭和23)年12月10日、国際連合は(国連)は「世界人権宣言を」採択しました。この宣言は、すべての人間が人間として尊重され、自由であり、平等であり、差別されないとうたい、人権を国際社会の共通の基本的ルールとしています。この宣言を実現するために、拘束力を持つ条約として「国際人権規約」や「子どもの権利条約」などが定められています。

日本国憲法でも人権に関して世界人権宣言とほとんど同じ内容を定めています。
しかし、私たちは「人権はややこしい、難しいもの」と思いがちです。そのため、人権について意識したり考えたりすることをついつい避けてはいないでしょうか。

私たちの日常生活には、家庭・地域・職場・学校などがあり、それぞれの場面に応じた価値判断があります。その中で、最優先される基本ルールとして、誰もが人権を意識するようになれば、人権が私たちの日常生活の中に「文化」として定着していくのではないでしょうか。

人権を尊重する考え方を多くの人に理解してもらおうという取り組みが「人権教育」や「人権啓発」です。

≪人権問題の解決に向けて≫

日本には部落差別(同和問題)をはじめ、様々な人権課題があります。人権の世紀における国際社会の一員として、全ての人の人権が尊重され、あらゆる差別の解消を目指すことは当然のことです。

法務省の人権擁護機関では、

「啓発活動重点目標~人権啓発キャッチコピー~」【「誰か」のこと じゃない】

と、

啓発活動強調事項「強調事項 17項目」

を挙げています。

古河市役所人権推進課では、啓発活動の一環としてこの啓発活動強調事項を紹介し、より多くの方の目に触れるように啓発してまいります。

(公益財団法人人権教育啓発推進センター 「人権の擁護」「人権ア・ラ・カルト」「心ひらこう」を参考に作成)

 

≪啓発活動強調事項(強調事項 17項目)≫

(1)女性の人権を守ろう

(2)こどもの人権を守ろう

(3)高齢者の人権を守ろう

(4)障害を理由とする偏見や差別をなくそう

(5)部落差別(同和問題)を解消しよう

(6)アイヌの人々に対する偏見や差別をなくそう

(7)外国人の人権を尊重しよう

(8)感染症に関連する偏見や差別をなくそう

(9)ハンセン病患者・元患者やその家族に対する偏見や差別をなくそう

(10)刑を終えて出所した人やその家族に対する偏見や差別をなくそう

(11)犯罪被害者やその家族の人権に配慮しよう

(12)インターネット上の人権侵害をなくそう

(13)北朝鮮当局による人権侵害問題に対する認識を深めよう

(14)ホームレスに対する偏見や差別をなくそう

(15)性的マイノリティに関する偏見や差別をなくそう

(16)人身取引をなくそう

(17)震災等の災害に起因する偏見や差別をなくそう

この記事に関するお問い合わせ先

古河市 人権推進課 
所在地:〒306-0291 茨城県古河市下大野2248番地
電話番号:0280-92-3111(代表)
ファクス:0280-92-3170
人権推進課へのお問い合わせ