食品ロスの削減に取り組みましょう!

更新日:2020年11月30日

食品ロスとは?

「食品ロス」とは、「まだ食べられるのに廃棄される食品」のことを言います。農林水産省及び環境省(平成26年度推計)によると、日本では、年間2,775万トンの食品廃棄物等が出されており、このうち食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は、621万トンと試算されています。

  621万トンの食品ロスのうち、282万トンは、家庭から出たものと言われています。日本人1人当たりの食品ロス量を試算すると、「お茶碗約1杯分(約134g)の食べ物」が毎日捨てられている計算となります。

家庭における食品ロスの内訳

 

食品ロス削減のために、できることから始めよう!

食品ロスを減らすためには、1人1人が「もったいない」を意識して、日頃の食生活を見直すことが重要です。

 

○「賞味期限」を正しく理解する

食品の期限表示は、「消費期限」と「賞味期限」の2種類があります。いずれも開封していない状態で、表示されている保存方法で保存した場合の期限が表示されています。

「消費期限」は、「食べても安全な期限」、「賞味期限」は、「おいしく食べることができる期限」です。過ぎてもすぐに廃棄せずに自分で食べられるかどうかを判断することも大切です。

消費期限と賞味期限のイメージ

出典:消費者庁 啓発用パンフレット/基礎編(平成299月版)

○買い物は必要に応じて

・事前に冷蔵庫内などをチェック

メモ書きや携帯・スマホで撮影した画像が有効です。

・必要な食品をこまめにゲット

食品ロスが多いのは野菜などの生鮮食品です。必要以上に買った場合は冷凍保存も活用しましょう。

・手前に陳列されている食品をチョイス

家庭での利用予定に照らして消費期限を確認しましょう。

 

○調理で作りすぎない

・残っている食材から使う

「いつか食べる」食品は食品ロス予備軍です。

・野菜や果物の皮は厚むきしない

生ごみは減って、栄養は増える。

・食材を上手に食べ切る。

定期的に冷蔵庫や収納庫を整理する日を決める。(毎月○日はあるものでお好み焼きデー)

 

○宴会では食べ切りミッションを始めよう

・宴会前

参加者の好みや食べ切れる量をチェックし、店やメニュー選びに活用しましょう。食べ切れる量のメニューをチョイスしましょう。ハーフサイズ、少量コースなど、ちょうど良い料理の量を選ぶことも大切です。

・宴会中

乾杯後の30分間はできたての料理を楽しみましょう。また、お開き前の10分間はもう一度料理を楽しみましょう。幹事は「食べ切り」を呼びかけたり、大皿料理の残りは小分けにして食べやすくすることも大切です。キーワードは3010(さんまるいちまる)です。

・宴会後

食べ切った仲間とおいしい料理とお店に感謝しましょう。

古河市の取組み

古河市では食品ロスについての啓発活動を行っています。環境にやさしい暮らしの実践を図るイベント「ECOフェスタ古河」では、食品ロスに関するブースを設置し、子どもから大人まで食品ロスについての現状や課題を楽しく知ってもらう取り組みを行いました。市民からは、「食品を食べないで捨ててしまうことをもったいないなぁと思っていました。」、「今回、具体的に食品ロスを教えてもらって、なるべく食品ロスを増やさないようにしていきたい。」、「食品ロスについて教えてもらったことを、お父さん、お母さんに話してみたい。」といった声がありました。

ECOフェスタ古河での様子

この記事に関するお問い合わせ先

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電話番号:0280-76-1511(代表)
ファクス:0280-76-1663
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