ロタウイルスワクチン
ロタウイルス
病気の説明
ロタウイルスワクチンは、ロタウイルスによって引き起こされる感染症を予防する目的で行われます。ロタウイルス感染症の主な症状は急性胃腸炎で、多くは突然の嘔吐、発熱に続き、水様性下痢を認め回復には1週間程度かかります。また、ほとんどの場合は特に治療を行わなくても自然に回復しますが、脱水症になる可能性は高く、無熱性けいれん、肝機能障害、腎不全、脳症等を稀に合併することもあり、脱水症状が強い場合や、合併症を併発した場合には入院が必要となることもあります。
ロタウイルスワクチン
対象年齢
◆1価(ロタリックス)ワクチンの場合
生後6~24週(1回目は生後14週6日までが望ましい)
◆5価(ロタテック)ワクチンの場合
生後6~32週(1回目は生後14週6日までが望ましい)
接種スケジュール
初回の接種を生後2か月から生後14週6日までに行います(生後6週から接種できます)。初回の接種を生後15週以降に受けることはおすすめしていません。2回目以降の接種は27日以上の間隔をあけて行います。
- 接種回数
1価(ロタリックス):2回
5価(ロタテック):3回 - 接種スケジュール
1価(ロタリックス):4週以上あけて2回
5価(ロタテック):それぞれ4週以上あけて3回




予防接種の受け方や予防接種の注意事項はこちらをご確認ください(子どもの予防接種ガイド)
副反応について
ロタウイルスワクチンに特徴的な副反応には注意が必要です。初回接種後1週間以内に腸重積症※を示唆する症状(泣いたり不機嫌を繰り返す、嘔吐を繰り返す、血便・イチゴゼリー状の排便、お腹が張っている、顔色不良、ぐったりして元気がない等)を認めたときには、早期に医師の診察を受けるようにしてください。
※腸重積症とは、腸(小腸/口側)が腸(大腸/肛門側)に入り込み閉塞状態になることです。
2歳未満のお子さんによくみられる病気で、原因は大半がわかっていませんが、発症後早く治療すれば、ほとんどの場合手術せずにすむので、早期に診断し治療する必要があります。
- この記事に関するお問い合わせ先
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古河市 健康づくり課 感染症対策係
所在地:〒306-0044 茨城県古河市新久田271番地1
電話番号:0280-33-6674
ファックス:0280-48-6876
健康づくり課へのお問い合わせ
更新日:2025年05月22日