HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)
HPVワクチンは、すべての発がん性HPVの感染を防ぐものではありませんが、特に子宮頸がんの原因として多く見つかるHPV16型、18型等の感染を防ぐ効果があり、諸外国で接種が勧められています。
現在、「シルガード9(9価)」「ガーダシル(4価)」「サーバリックス(2価)」と3種類のワクチンが定期接種の対象となっています。
HPVワクチンキャッチアップ接種の条件付延長について
2024(令和6)年夏以降の⼤幅な需要増により、HPVワクチンの接種を希望しても受けられなかった方がいらっしゃる状況等を踏まえ、2025(令和7)年3月末までに接種を開始した方が、全3回の接種を公費で完了できるようになりました。
詳細はこちらをご確認ください。
- HPVワクチンキャッチアップ接種の条件付延長の対象者
1997(平成9)年4月2日から2009(平成21)年4月1日の間に生まれの女子で 2022(令和4)年4月1日~2025(令和7)年3月31日までにHPVワクチンを1回以上接種した方
- 延長期間
令和8年3月31日まで
定期接種
対象者
12歳になる年度初日から16歳になる年度末日までの女子(小学6年生から高校1年生相当)
※標準的な接種年齢:13歳になる年度初日から年度末日(中学1年生の間)
接種方法
医療機関へ連絡し、ワクチンの予約をしてください。
予診票の送付時期について
年度年齢13歳(中学1年生)となる4月に送付いたします。
接種医療機関
HPV取扱い医療機関(令和7年4月現在) (PDFファイル: 196.3KB)
契約医療機関外で接種する場合は、接種前に事前申請が必要です。詳細はこちらをご覧ください。
ワクチン比較
サーバリックス(2価)およびガーダシル(4価)は、子宮頸がんを起こしやすい種類(型)であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。
シルガード9(9価)は、HPV16型と18型に加え、ほかの5種類のHPVの感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。
注意点
- 予防できるウイルスに示したHPVの型以外に起因する子宮頸がんまたはその前駆病変等の予防効果は確認されていません。また、接種時に感染が成立しているHPVの排除、およびすでに生じているHPV関連の病変の進行予防効果は期待できません。
- HPVワクチンの接種は、定期的な子宮頸がん検診の代わりとなるものではありません。HPVワクチンの接種に加え、子宮頸がん検診の受診や性感染症に対し注意することが重要です。
ワクチンの種類、接種回数、接種間隔
ワクチンの種類 | 説明 | 接種回数 | 標準的な接種間隔 | |
---|---|---|---|---|
対象年齢 | 回数 | |||
シルガード9(9価) | HPV16型、18型、31型、33型、45型、52型、58型とHPV6型、11型の計9つの型に対するワクチン | 初回接種時の年齢が15歳未満 | 2回 ※ | 初回接種の6か月後に追加接種 |
初回接種時の年齢が15歳以上 | 3回 | 初回接種の2か月後と6か月後に追加接種 | ||
ガーダシル(4価) | HPV16型、18型とHPV6型、11型の計4つの型に対するワクチン | 全年齢共通 | 3回 | 初回接種の2か月後と6か月後に追加接種 |
サーバリックス(2価) | HPV16型、18型の計2つの型に対するワクチン | 全年齢共通 | 3回 | 初回接種の1か月後と6か月後に追加接種 |
※2回目の接種が初回接種から5か月未満となった場合は、2回目の接種から3か月以上あけて3回目の接種が必要になります。
(注意)
1か月後とは、「翌月の同日以降」を意味します。
翌月に同日がない場合は、「翌々月の1日」になります。
例:9月30日の1か月後は10月30日、1月30日の1か月後は3月1日。
外部リンク
- この記事に関するお問い合わせ先
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古河市 健康づくり課 感染症対策係
所在地:〒306-0044 茨城県古河市新久田271番地1
電話番号:0280-33-6674
ファックス:0280-48-6876
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更新日:2025年04月28日