フレイル(虚弱)を予防しましょう

更新日:2021年08月26日

フレイルとは?

フレイルとは、加齢に伴うからだやこころの機能の低下によって、要介護になる危険が高まっている状態で、健康な状態と介護が必要な状態の中間の段階です。

フレイルを予防するために

フレイルは、フレイル状態に早く気が付き、生活を見直すことで健康な状態に戻ることができると言われています。健康な状態の人はフレイルにならないように、フレイル状態の人は健康な状態に戻るように生活を見直していくことが大切です。

フレイル予防の3つの柱

1.社会参加

社会とのつながりを失わないようにしましょう。他者との交流が少ないと、要介護になる危険が高まることが明らかです。コロナ禍の中で、感染予防に注意しながら、地域での活動や周囲とのコミュニケーションを大切にしていきましょう。

2.身体活動(運動)

コロナ禍においては、座っている時間をできるだけ減らすことが重要です。10分未満の活動でも、積み重ねが重要になりますので、家事等で意識して活動する機会を増やし、無理のない範囲でウォーキングや筋力トレーニングを行ってみましょう。

3.栄養+口腔ケア

肉や魚、乳製品、野菜、海藻、大豆製品など、様々な食品を毎日とるようにしましょう。缶詰やスーパーのお惣菜等も上手に活用してみましょう。

食事をきちんと食べるためには、歯と口の健康も大切です。歯磨きなどのセルフケアと、定期的に歯科医院で検診を受け、お口のケアを心がけましょう。

オーラルフレイルについて

オーラルフレイルとは、口腔機能が衰えることを指します。

「噛む」「飲み込む」「話す」などの口腔機能が衰えてくることが原因となり、食べこぼし、わずかなむせ、噛めない食品が増える等の症状が起こります。さらには、フレイルに影響を与え、食欲の低下、心身の機能低下につながります。

オーラルフレイルを予防するためには

1.歯の喪失リスクを減らしましょう

・1日1回は時間をかけて丁寧に歯磨きしましょう

・半年に1回は歯科検診を受け、お口のチェックと歯のお掃除をしてもらいましょう

2.お口のささいなトラブルを見逃さないようにしましょう

・滑舌低下、食べこぼし、むせ、噛めない食品の増加など

・口腔体操を行ってみましょう

3.噛み応えのあるものをよく噛んで食べるようにしましょう

「新型コロナウイルス感染症」高齢者として気をつけたいポイント(フレイル予防)

出典:一般社団法人日本老年医学会

コロナワクチン接種後の生活について

ワクチンを接種した方は、新型コロナウイルス感染症の発症を予防できると期待されていますが、他人への感染をどの程度予防できるかはまだ分かっていません。

また、接種が徐々に進んでいく段階では、すぐに多くの方が予防接種を受けられるわけではなく、ワクチンを接種した方も接種していない方も、共に社会生活を営んでいくことになります。

そのため引き続き、マスクの着用や三密の回避、手指消毒等感染症対策の継続をお願いします。

自宅でも身体を動かしましょう

運動のポイント

1.人ごみを避けて、1人や限られた人数で散歩をする。

2.家の中や庭でできる運動(ラジオ体操、スクワットなど)を行う。

3.家事(庭いじり、立位を保持した調理)や農作業などで身体を動かす。

4.座っている時間を減らし、足踏みをするなど身体を動かす。

引用:厚生労働省新型コロナウイルス感染症への対応について(高齢者の皆さまへ)

シルバーリハビリ体操に挑戦しましょう

古河シルバーリハビリ体操指導士の会による、シルバーリハビリ体操が古河ケーブルテレビ「すこやか体操」で放送中です。また、動画配信も行っておりますので、ぜひご覧ください。

茨城県立健康プラザ

シルバーリハビリ体操チャンネルにて、シルバーリハビリ体操の動画を配信しています。ぜひご覧ください。

シルバーリハビリ体操チャンネル(YouTube配信)に関しての問合せ先

茨城県立健康プラザ 介護予防推進部

電話029-243-4217

 

この記事に関するお問い合わせ先

古河市 高齢介護課
所在地:〒306-0221 茨城県古河市駒羽根1501番地
電話番号:0280-92-4921
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