地震対策のポイント

更新日:2025年12月12日

地震対策をしよう

古河市で暮らすうえで必要な地震対策をまとめました。対策は平常時から行うことが重要です。今後の地震対策に役立ててください。

1. 古河市の被害想定は?

出典:茨城県HP(リンク

平成30年に茨城県がまとめた被害想定調査報告書では、古河市で最も大きな被害が想定されているのは、茨城・埼玉県境の地震で、震度6強とされています。震度6強では、立っていることができず、はわないと動くことができない、また固定していない家具のほとんどが移動し、倒れるものが多くなると言われています。

ご自宅周辺状況については、下部リンクをご参照ください。

2.自宅の耐震基準を確認しよう

耐震基準は昭和56年6月を境に新基準となり、震度6強程度の地震でも倒壊・崩壊しないことになっていますが、それ以前の旧耐震基準では、大規模な地震が発生した場合、倒壊の危険が高くなります。旧耐震基準の時期に建てられた住宅の場合は、耐震性に問題がないか診断を受けることをおすすめします。

古河市では無料耐震診断や耐震改修費の一部補助を行っています。無料耐震診断は昭和56年5月31日以前に建築確認を受けて建てられた2階以下の木造住宅が対象となります。また耐震改修費の補助は、改修費用の3割かつ100万円を上限として補助しています。詳しい内容は下記リンクよりご覧ください。

3.地震対策で重要なことは?

地震対策で重要なことは、「地震の瞬間とその直後に生き残る、ケガをしない。」です。地震は水害と違い、発生した瞬間に被害にあうリスクが最も高まるため、その瞬間に被害を免れることができれば、生き残れる可能性が高まります。

その対策でまず優先的にするべきところは、過ごす時間の多い自宅、中でも一番多く過ごしている寝室での対策です。

阪神・淡路大震災や熊本地震など就寝の時間帯にも過去に多くの巨大地震が発生しています。寝ているときは無防備になるため、特にリスクが高くなります。

まずは寝室から対策を始めましょう!

4.寝室を安全にしよう!

寝室で過ごす中で最もケガのリスクが高いのが家具の転倒です。

阪神淡路大震災では家でケガをした人の約半数の原因が家具の転倒になっています。

あなたの寝ている場所は安全ですか?もし家具が倒れる位置に寝ている場合は、家具の位置や寝ている場所を変更したり、家具の固定をしたりしましょう。

就寝中に地震が起きてもすぐに動くことができるように、厚手のスリッパ(靴)・軍手や懐中電灯などの明かりが取れるもの(スマートフォンのライト機能も有効)を近くに用意しましょう。

また、出入り口付近で家具が倒れると、停電の中では手探りで家の外に出なければなりません。寝室に限らず部屋の出入り口付近には家具を置かないようにしましょう。

5.地震火災を未然に防ぎましょう

地震火災のうち半数以上は、揺れにより倒れた家電製品からの出火や停電からの復旧したさいの漏電などにより起きる出火等の電気関係が原因で発生しています。

避難をなされるさいには分電盤のブレーカーを落としましょう。

また、電気関係が原因で発生する火災を防ぐには「感震ブレーカー」の設置が有効とされています。「感電ブレーカー」とは、設定された以上の揺れを感知したときに、分電盤もしくはコンセントにおいて通電を自動的に遮断する器具です。

詳細については、下記の外部リンクをご参考にしてください。

6.備蓄をしよう

大きな地震となった場合、ライフラインが寸断され物流が停滞し、今まで当たり前にできていた生活ができなくなります。

ライフラインの復旧や物流の再開には時間がかかります。そうなった場合でも最低限の生活が送れるよう備蓄をしましょう。水・食料・トイレ用品等の3日間分の備蓄が最低の目安となります。※

最近では専用の備蓄品を備蓄するのではなく、日常使っているものを使いながら備蓄をする「ローリングストック」が注目されています。ぜひ参考にしてください。

※一人一日当たり3リットル水分を摂取し、トイレには一日5回から7回行くといわれております。自分の体質等を考慮し必要な量を備えましょう。

7.避難先について考えよう

「避難所」と「避難場所」の違いについて
避難所は「一定期間」避難生活をする施設、避難場所は命を守るために「一時的」に避難をする施設・場所という違いがあります。

避難先は避難所・避難場所だけではなく、「在宅避難」や「車中避難」もご検討ください。
・在宅避難
自宅の安全性が確認できれば、「在宅避難」を選択することができます。
在宅避難をなされる場合には、食料や生活用品などの支援物資は避難所に届くこととなりますので、必要であれば近くの避難所へ在宅避難をしていることを連絡してください。また、公的な支援情報なども避難所に掲示されることになります。
・車中避難
避難所に比べパーソナルスペースが保つことができます。車中避難ができる場所は避難場所の駐車場に加え、下記リンクを参照ください。車中避難をなされる場合、長時間車内で同じ体勢でいることによりエコノミークラス症候群が発症しやすくなります。適時の水分補給と屈伸運動などを行うことで発症を抑制することができます。

 

これら以外に、親戚・友人宅へ身を寄せるなどのも選択肢に含め、避難先を前もって決めておき、自宅や勤務先などからの避難経路を確認しておきましょう。

8.参考動画一覧

地震対策をわかりやすくまとめた動画をご紹介します。ぜひご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

古河市 消防防災課 
所在地:〒306-0198 茨城県古河市仁連2065番地
電話番号:0280-76-1511(代表)
ファクス:0280-77-1511​​​​​​​
​​​​​​​消防防災課へのお問い合わせ