【企画展】書家桑原翠邦と篆刻家高石峯
見どころ
書道作品は、本文を揮毫する書家と、雅号(落款印)を刻する篆刻家の合作・共同作業の産物といえます。昭和7年に比田井天来の代々木書学院で出逢った書家桑原翠邦(くわはらすいほう)と篆刻家高石峯(こうせきほう)は共に、明治39年丙午生まれで27歳でした。高は昭和19年大韓民国に帰国。41年再来日。51年以後は毎年来日し、平成元年84歳まで制作、88歳で逝去します。桑原は、本名清美号翠邦。昭和9年に別号を「魚目」とし、5年程の周期で落款の調子を変えて揮毫しました。魚目同道人・山人魚目・山老魚目等と書き、90歳で逝去するまで揮毫年代が判明します。昭和51年以降、桑原は落款印として高の刻印を専ら用い、高もまたそれに応えるように、交誼の形として毎年桑原に刻印を提供し続けました。
当企画展では、二人の年齢とともに深まる心境・境地をご覧いただきたく、書の品格を重んじた書作品と、当館に収蔵する高石峯刻の桑原翠邦用印を紹介します。
会期
令和6年9月28日(土曜日)~11月19日(火曜日)
休館日
月曜日(祝日の場合その翌日)、第4金曜日
入館料
一般 | 小中高 | 三館共通券 |
---|---|---|
200円 | 50円 | 600円 |
※三館共通券は篆刻美術館・古河歴史博物館・古河文学館の三館が観覧可能です
※団体20名以上:150円
目録
書家桑原翠邦と篆刻家高石峯図録目録 (PDFファイル: 366.7KB)
※こちらは本展覧会の図録掲載目録です。
実際には展示していない作品も含まれます。
桑原翠邦書作品のナンバー1・8・9は展示していません。
図録
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古河市 篆刻美術館
所在地:〒306-0033 茨城県古河市中央町2丁目4番18号
電話番号:0280-22-5611
ファックス:0280-22-5915
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更新日:2024年10月03日