【企画展】収蔵品展5
※展示期間は終了しました
見どころ
篆刻美術館はおよそ30名にも及ぶ大正・昭和・平成時代に活躍した作家の刻印を収蔵しています。これらの刻印は主に書家の自用印(落款印)として用いられたもので、中には刻者(篆刻家)不明の刻印も含まれています。篆刻家が書家等に落款印などを刻す場合、印材の側面に自刻である旨を刻す(側款)のが一般的なのですが、篆刻家が側款を故意に刻さないこともままあるようです。
その理由の一つに、高価で貴重な印材にはなるべく傷を付けないという意味合いで側款を刻さないこともあるようです。したがって、刻者が判らない刻印のなかにも著名な篆刻家の作品が含まれている可能性があります。本企画展では当館が収蔵する多くの刻印のなかから、当館でいまだ展示していない篆刻家の判明する刻印を紹介するとともに、併せて側款がなく刻者の判らない刻印にも焦点を当て、その優品を展観します。
開催期間
令和5年 9月23日(土曜日)~11月12日(日曜日)
期間中休館日
・月曜日(祝日の場合その翌日)
・第4金曜日
更新日:2023年11月15日