野生鳥獣への安易な餌付けは絶対にやめましょう

更新日:2022年01月14日

野生鳥獣は、本来、厳しい自然の中で自ら餌をとって生きており、人間のペットではありません。
人為的な影響を極力減らし、自然のままにそっと見守ることが正しい野生鳥獣との共生です。
安易な餌付けは、人と野生鳥獣の距離を近づけることで、事故等の発生やフン害によるご近所トラブルを招くほか、次のような理由などにより生態系に悪影響を与える恐れがあります。

  • 人が与える餌に依存するようになり、自ら餌をとることができなくなってしまう
  • 人が与える餌は、自然の中でとる餌と異なり、化学合成された食品添加物が含まれていたり、塩分、糖分、油分が過剰に含まれていたりすることで、病気等にかかってしまう
  • 餌付けによる安定した栄養供給は、生存率を上昇させ特定の種のみが増加してしまう
  • 餌付けに依存した渡り鳥は、渡りの時期を遅らせたり、移動のルートが変化してしまう

また、安易な餌付けは生態系への悪影響だけでなく、農作物等の被害や人身被害等をもたらすばかりでなく、被害防止を目的とした鳥獣の駆除を増やしてしまうおそれがあります。
特に、農作物残渣の放置や生ごみの放置など意図しない餌付けにもご注意ください。

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