猫を飼う時に知っておきたいこと

更新日:2022年12月06日

猫を飼い始める前に

猫は利口な動物ですが、毎日世話をして、適正に飼養することはさまざまな苦労が伴います。

飼い始める前に次のことも考えましょう。

  • 「猫を飼うこと=家族の一員が増えること」です。猫を飼うことについて家族全員が賛成していますか?
  • 猫を終生飼うことができますか?猫の寿命は10年~20年程度で、それなりの経済的な負担も生じます。
  • 毎日の食事や糞尿の掃除などの世話をする人は決まっていますか?
  • 猫を飼える環境(猫を飼うスペースや経済的余裕等)にありますか?

猫のしつけについて

室内飼い

猫は、室内で飼いましょう。

猫は縄張りを持つ動物です。 安全で食事と睡眠が確保された室内では、外飼いよりもストレスがたまりません。 交通事故や病気から猫を守ってあげることにもなります。

※猫のロードキル(事故死)件数

猫を室内飼いする最大の理由として、ロードキル(事故死)の回避が挙げられます。

古河市では例年多くの猫が事故で命を落としています。

年度 猫の死骸収集の報告件数
R5 528件(令和5年12月31日時点)
R4 758件
R3 656件
R2 661件

大切な飼い猫の命を守るためにも、室内飼いを徹底しましょう。

トイレ

家の中にトイレを用意して使わせるようにしましょう。

猫の糞・尿は大変臭うので、外で自由にさせておくと、近所の庭等に入り込んで用を足し、よその人が非常に迷惑します。

爪とぎ

猫専用の爪とぎを用意して、そこで爪とぎをするよう教えてあげましょう。

爪とぎがないと、家具や柱などで爪をといでしまいます。

また、定期的に爪きりをしてあげましょう。

最後まで責任を持って飼いましょう!

猫は家族の一員です。猫の習性・生理・生態等を理解し、その生涯の最後まで愛情と責任をもって飼ってください。

不妊去勢手術

猫の妊娠期間は約2ヶ月(60~68日)で、一度の出産で平均5頭(4~8頭)出産します そして、約2ヶ月後に子猫が離乳すると次の妊娠が可能になります。

子猫が産まれても飼えない場合には、必ず不妊去勢手術を受けてください。

めす猫は発情期の夜鳴きがなくなり、子宮蓄膿症などの病気予防にもなります。

また、おす猫は、けんかでけがをしたり、遠出をして帰ってこなくなることが減ります。

古河市では、飼い猫の不妊去勢手術にかかる費用の一部を助成しています。詳細は令和5年度犬猫不妊去勢手術補助金へ。

地域猫活動について

茨城県では、飼い主のいない猫を地域猫として不妊去勢手術を施し、将来的に飼い主のいない猫をなくしていく活動を実施しています。詳細は茨城県のサイトをご覧ください。

地域猫活動ガイドブック(概要版)(PDFファイル:3.3MB)

お手入れ

こまめにブラッシングをして、抜け毛を取ってあげましょう。

猫の抜け毛は、人のアレルギーの原因にもなりますし、体をなめて毛の手入れをするので、それがたまると胃や腸に毛玉をつくって、胃腸の機能に問題が起こることがあります。

ノミ取りについて

ノミは猫がかゆがるだけでなく、寄生虫病や伝染病の原因にもなり、また、人からも吸血し、大変にかゆい思いをしなければなりません。

ノミの駆除は病院で処方される滴下タイプの駆虫薬がおすすめです。獣医師に相談してください。

また、ノミは部屋のすみのほこりの中にいますので、掃除機等を使いこまめに掃除をしてください。

身元表示

飼い猫であることを明示することは、飼い主と飼い猫の密接なつながりを示すとともに、飼い主のいない猫と識別をするためにも重要なことです。

首輪、名札やマイクロチップなどにより、身元表示をするようにしましょう。

もしも迷子になっても、飼い主に連絡が取れ、戻ってきます。

なお、茨城県獣医師会において、飼い猫にマイクロチップを装着する費用の一部を助成しています。詳細は茨城県獣医師会「令和5年度マイクロチップ助成事業」のお知らせへ。

この記事に関するお問い合わせ先

古河市 環境課 
所在地:〒306-0198 茨城県古河市仁連2065番地
電話番号:0280-76-1511(代表)
ファクス:0280-76-1663
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