重層的支援体制整備事業について

更新日:2025年06月09日

このページでは、重層的支援体制整備事業の内容と、各種相談先について紹介しています。

重層的支援体制整備事業とは

近年、複雑で複合的な課題(困りごと)を持つ人(家族)が増加しており、これまでのように、1つの相談支援機関だけで解決に至るのは難しくなってきています。重層的支援体制整備事業は、そのような人(家族)をサポートするための体制を作る事業です。

具体的には、既存の相談支援や地域づくり支援の取り組みを活かし、こども、障がい、高齢、生活困窮といった分野ごとでは対応しきれない課題に対応するため、「属性を問わない相談支援」「参加支援」「地域づくりに向けた支援」を一体的に実施します。

古河市では、令和4年度から事業を実施しています。

支援が必要な方の例

主に複雑化・複合化した生活課題を抱えている人(家族)です。

具体的には、以下のような場合が考えられます。

※一例ですので、下記に該当しないと相談や支援を受けられないものではありません。
 

1.8050(ハチマルゴーマル)

※8050とは、80代の親がひきこもっている50代の子どもの生活を支えている世帯のことを言います。

8050世帯の画像

2.ひきこもり

ひきこもり・不登校の画像

3.ダブルケア

※ ダブルケアとは、子育てと親や親族の介護を同時に担う状態を言います。

ダブルケアの画像

4.ヤングケアラー

※ヤングケアラーとは、本来⼤⼈が担うような、家事や家族の世話、介護などを⾏っているこども・若者のことをいいます。

ヤングケアラーの画像

5.居場所がなく、孤独・孤立、生きづらさを抱える若者・女性、自殺未遂者 など

孤独・孤立の画像

各事業の内容

重層的支援体制整備事業は下記の事業で構成されています。

事業名 事業内容
包括的相談支援事業  ・属性や世代を問わず包括的に相談を受け止める
 ・支援機関のネットワークで対応する
 ・複雑化・複合化した課題については多機関協働事業につなぐ
参加支援事業  ・社会とのつながりを作るための支援を行う
 ・利用者のニーズを踏まえた丁寧なマッチングやメニューをつくる
 ・本人への定着支援と受け入れ先の支援を行う
地域づくり事業

・世代や属性を超えて交流できる場や居場所を整備する
・交流・参加・学びの機会を生み出すために個別の活動や人をコーディネートする
・地域のプラットフォームの形成や地域における活動活性化を図る

アウトリーチを通じた継続的支援事業

・支援が届いていない人に支援を届ける
・会議や支援機関とのネットワークの中から潜在的な相談者を見つける
・本人との信頼関係の構築に向けた支援に力点を置く

多機関協働事業

・市町村全体で包括的な相談支援体制を構築する
・重層的支援体制整備事業の中核を担う役割を果たす
・支援関係機関の役割分担を図る

(厚生労働省ホームぺージより)

くらしの困りごとを相談してみませんか(相談先について)

古河市ではくらしの様々な困りごとに関する相談を受け付けています。お困りのことがあればぜひご相談ください。

※相談にあたり、秘密を守ります。

※支援の必要な人(家族)への支援は、ご本人・ご家族の同意を得たうえで、様々な関係機関の協力を得て行います。

 

重層相談一覧

関連リンク

この記事に関するお問い合わせ先

古河市 福祉推進課
所在地:〒306-0221 茨城県古河市駒羽根1501番地
電話番号:0280-92-5771
ファクス:0280-92-7564
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