犬を飼う時に知っておきたいこと

更新日:2022年12月06日

犬を飼い始める前に

犬は利口な動物ですが、毎日世話をして、適正に飼養することはさまざまな苦労が伴います。

飼い始める前に次のことも考えましょう。

  • 「犬を飼うこと=家族の一員が増えること」です。犬を飼うことについて家族全員が賛成していますか?
  • 犬を終生飼うことができますか?犬の寿命は10年~15年程度で、それなりの経済的な負担も生じます。
  • 毎日の食事や運動などの世話をする人は決まっていますか?
  • 犬を飼える環境(犬を飼うスペースや経済的余裕等)にありますか?

犬を飼うためのルール

犬を飼い始めたら(子犬は生後91日になったら)、30日以内に登録(生涯に1回)と狂犬病予防注射(1年に1回)を受けてください。詳細は飼い犬の登録と狂犬病予防注射へ。

「犬鑑札」、「注射済票」または「マイクロチップ」等を装着するようにしましょう。もしも迷子になっても、飼い主に連絡が取れ、戻ってきます。

なお、茨城県獣医師会において、飼い犬にマイクロチップを装着する費用に一部を助成しています。詳細は茨城県獣医師会「令和5年度マイクロチップ助成事業」のお知らせへ。

住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン(環境省のホームページへ)

放し飼い禁止

犬は綱や鎖でつなぐか、柵やオリなどの囲いの中で飼わなければなりません。

散歩は、犬を制御できる人がリードをつけて行ってください。

また、犬の行動には常に注意を払い、飛びつきや吠えなどで犬が危害を与えることがないようにするとともに、落ちているものや植物(草、キノコ類)を口に入れてしまわないように気をつけましょう。

最後まで責任を持って飼いましょう!

犬の習性・生理・生態等を理解し、その生涯の最後まで愛情と責任をもって飼ってください。

子犬が産まれても飼えない場合には、必ず不妊去勢手術を受けてください。なお、古河市では、飼い犬への不妊去勢手術の費用の一部を補助しています。詳細は令和5年度犬猫不妊去勢手術補助金へ。

糞尿の後始末を!

公園、道路など公共の場所や他人の土地・建物などを糞や尿で汚さないよう、必ず飼い主の責任で始末してください。

異常な鳴き声・悪臭等で近隣に迷惑をかけないよう注意してください。

犬のしつけについて

しつけとは?

特別な訓練のことではなく、犬が人間社会の中で周囲に迷惑をかけることなく暮らしていくためのルールを教えることです。

社会化期(生後4週齢~12週齢位)の重要性

子犬が、様々な体験を通して自分を取り巻く世界を知り、社会に出て行くための準備をする時期を社会化期といい、生後4週から生後12週(生後1か月目から3か月目くらい)がこの時期にあたります。

社会化期には、できるだけ母犬や兄弟犬と一緒に生活させて、他の犬や人や環境(テレビや車の音、雑踏、繁華街など)にも慣らせましょう。

この時期の経験が、将来、他の犬や人との良い関係を築く基礎になります。

また、母犬や飼い主の愛情が十分に注がれる社会化期を経験した犬ほど飼育しやすくなります。

しつけの時期

社会化期が終わる生後3ヶ月頃からは、飼い主が犬の主人であることを日常生活の中で教えることが重要です。

座れ、待て、伏せなどの基本的なことも教え始めましょう。

生後6ヶ月頃までに、飼い主と犬との信頼関係がほぼできあがっているのが理想です。

  • 飼い主が食事を済ませてから犬に餌を与える。
  • 玄関、門から出るときは飼い主が先に。
  • 犬の頭や身体が飼い主より高い位置(おぶったり、ソファーやイスの上を提供)に置かない。
  • 犬の要求や催促に応じる習慣(散歩に行きたい、おやつが欲しい)をつけない。
  • おもちゃを与えっぱなしにしない 。 終わったらおもちゃは取り上げる。
この記事に関するお問い合わせ先

古河市 環境課 
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